デイビッド・フィズデイルがニックスの新ヘッドコーチ就任へ
今季終了と同時にジェフ・ホーナセックHCを解任したニューヨーク・ニックスは、新たな指揮官としてデイビッド・フィズデイルを迎え入れる様子だ。ESPNのAdrian Wojnarowski記者が伝えた。
報道によると、フィズデイルは現地3日、ニックスの新ヘッドコーチ就任に合意。契約期間は4年とされている。
ゴールデンステイト・ウォリアーズ、アトランタ・ホークス、マイアミ・ヒートでアシスタントコーチを務めたフィズデイルは、2016年にメンフィス・グリズリーズのHCに就任。翌年の11月末に解任されたため、在任期間はわずか1年となったが、昨季プレイオフでは選手たちのために罰金覚悟で審判批判のスピーチを行うなど、プレイヤーからの信頼が厚いコーチとしての評判を確立させた。グリズリーズから解雇された際も、レブロン・ジェイムスやドウェイン・ウェイドらが「納得できない」と擁護の声を上げている。
またビッグマンのポテンシャルを引き出してきた実績もあり、ヒート時代にはクリス・ボッシュがストレッチ4として生まれ変わるのに一役買った。グリズリーズでも、フィズデイルが就任してから、マーク・ガソルの3Pショット数が10倍以上に増えている。
ニックスではクリスタプス・ポルジンギスにどんな影響を与えるのかがすごく楽しみ。これまで主にパワーフォワードを務めてきたポルジンギスだが、来季以降はセンターとしてのプレイタイムが増えるかもしれない。
フィズデイルはまだ43歳と若く、同じくコアが若手のニックスにぴったりだと思う。ニックスが今度こそ長期的な視点で考えているのなら、チームと共に成長していけるようなヘッドコーチになれそうだ。
参考記事:「ESPN」