敵コーチの背中に隠れてからの奇襲、マルセロ・ウェルタスが斬新なスティールを披露
現地30日のマイアミ・ヒート対ロサンゼルス・レイカーズで、32歳ルーキーのマルセロ・ウェルタスが相手の意表を突く奇抜な戦略で見事スティールをゲットした。
レイカーズの2点リードで迎えた第4Q序盤、チームメイトのルー・ウィリアムズがフリースローを打っている最中に、ウェルタスはサイドラインに立っていたエリック・スポエストラHCの後ろにこっそりと潜伏。ヒートのプレーヤーたちがハーフコートを越えるあたりでコートに飛び出していき、背後からゴラン・ドラギッチのボールを奪い取った。
まさかこんなプレーをプロの実戦で仕掛けてくるとは…。
オーバータイムに及ぶ接戦となったこの日のゲームは、正念場でジョーダン・クラークソン、ディアンジェロ・ラッセル、ジュリアス・ランドルの若手トリオが大活躍し、レイカーズがOT残り1分で2点リードを奪取。その後、ドウェイン・ウェイドのレイアップで同点に戻されるも、ランドルが残り1秒でアイソレーションから決勝ショットをねじ込み、今季16勝目(59敗)をあげた。
▼ランドルの決勝点
レイカーズは、クラークソンがチームハイの26得点、ランドルが13得点、14リバウンドのダブルダブルをマーク。敗れたヒートは、第4Qラスト3分で8連続得点のクラッチパフォーマンスをみせたウェイドが26得点/10リバウンド、ハッサン・ホワイトサイドが18得点/17リバウンド/7ブロックと大奮闘した。
なおこの日は、コービー・ブライアントにとってウェイドとの現役最後の対決だったが、“全身の痛み”により9分の出場にとどまった。
https://twitter.com/_MarcusD_/status/715373709817569280
コービーの引退まで残り7試合だが、すでに肩や膝が限界を迎えつつある。
ボックススコア:「NBA」