ウェストブルックが残り1.7秒に決勝スリー、サンダーはウェスト5位に浮上
ラッセル・ウェストブルックがMVPレベルのパフォーマンスを取り戻しつつある。
新加入したオールスター2人とのフィットを模索していたこともあってか、10月~11月の開幕20試合で平均22.4得点(FG成功率40%)/9.5アシスト/9.2リバウンドと、30得点トリプルダブルを平均した昨季よりもボックススコアのスタッツが大きく落ちていたウェストブルックだが、12月に入ってからの12試合では、平均25.5得点/10.6アシスト/10.0リバウンドと改善。特にここ4試合では、FG60%/FT80%以上を記録しており、現地22日のホークス戦では17本中12本のフィールドゴール成功から30得点、15アシストをマーク。さらに同点で迎えた残り時間1.7秒には、決勝点となるスリーポイントショットを沈める勝負強さを発揮した。
11月が終わった時点では8勝12敗のプレイオフ圏外と大苦戦していたサンダーだが、これで12月に入ってから9勝目(3敗)をあげ、ついにウェスト5位に浮上。とはいえ、まだまだチームとして安定していない部分も多い。とにかく試合を通して好不調の波が激しく、この日のホークス戦でも前半に大量リードを奪いながら、第3Qにオフェンスが大失速して接戦に持ち込まれるという、今季サンダーに頻繁に見られるパターンとなった。
サンダーはウェストブルックの他、カーメロ・アンソニーが24得点、スティーブン・アダムスが16得点/10リバウンドのダブルダブルを記録。ホークスは、マルコ・ベリネリがシーズンハイの27得点、アーサン・イリヤソバが22得点と、ユーロ勢が奮闘した。
▼ベリネリのようなベテランシューターがOKCにいれば貢献できると思う
ボックススコア:「NBA」