2016NBAプレーオフ第1ラウンドのマッチアップとスケジュール
ウォリアーズの24連勝で始まり、ウォリアーズの73勝、そしてコービー・ブライアントの60得点で終わった2015-16のNBAレギュラーシーズン。様々な新記録やドラマが誕生したエキサイティングなレギュラーシーズンに続いて、現地4月16日(日本時間17日)からいよいよプレーオフがスタートする。
以下は2016年プレーオフ第1ラウンドのマッチアップとスケジュール。
※メモ:
- 以下の日程はすべて現地時間
- OffRtg=100ポゼッションあたりの得点
- DefRtg=100ポゼッションあたりの失点
- NetRtg=100ポゼッションあたりの得失点差(OffRtg-DefRtg)
East
キャブス(1)-ピストンズ(8) | ||
日程 | ホームコート | |
第1戦 | 4/17 | クリーブランド |
第2戦 | 4/20 | クリーブランド |
第3戦 | 4/22 | デトロイト |
第4戦 | 4/24 | デトロイト |
第5戦※ | 4/26 | クリーブランド |
第6戦※ | 4/28 | デトロイト |
第7戦※ | 4/30 | クリーブランド |
キャブス
- シーズン成績: 57勝25敗
- OffRtg:108.1(リーグ4位)
- DefRtg:102.3(リーグ10位)
- NetRtg:+5.8(リーグ4位)
ピストンズ
- シーズン成績: 44勝38敗
- OffRtg:103.3(リーグ14位)
- DefRtg:103.4(リーグ13位)
- NetRtg:-0.2(リーグ15位タイ)
シーズン直接対決
- キャブス1勝 – ピストンズ3勝
- 平均得点(4試合):キャブス(102.8点) – ピストンズ(104.5点)
2年連続ファイナル進出を狙うキャブスと、7年ぶりにプレーオフ出場を果たしたピストンズ。レギュラーシーズン対決はピストンズが3勝1敗で勝ち越し、その内の3試合に出場したアンドレ・ドラモンドは20.3得点、13.2リバウンドを平均した。
レブロンはこれまでに1度も第1ラウンドで敗退したことがなく、今年もそれは継続されるだろうが、ドラモンドがペイントエリアを圧倒しつつ、レジー・ジャクソンがカイリー・アービングをアウトプレーするような活躍ができれば、面白いシリーズになるかもしれない。
ラプターズ(2)-ペイサーズ(7) | ||
日程 | ホームコート | |
第1戦 | 4/16 | トロント |
第2戦 | 4/18 | トロント |
第3戦 | 4/21 | インディアナ |
第4戦 | 4/23 | インディアナ |
第5戦※ | 4/26 | トロント |
第6戦※ | 4/29 | インディアナ |
第7戦※ | 5/1 | トロント |
ラプターズ
- シーズン成績: 56勝26敗
- OffRtg:107.0(リーグ5位)
- DefRtg:102.7(リーグ11位)
- NetRtg:+4.3(リーグ6位)
ペイサーズ
- シーズン成績: 45勝37敗
- OffRtg:102.4(リーグ23位)
- DefRtg:100.2(リーグ3位)
- NetRtg:+2.2(リーグ11位)
シーズン直接対決
- ラプターズ3勝 – ペイサーズ1勝
- 平均得点(4試合):ラプターズ(102.0点) – ペイサーズ(99.3点)
今季は81試合の出場でキャリアハイの23.1得点を平均したポール・ジョージだが、ラプターズとの4試合では1度も20得点を超えておらず、FG成功率30.8%(65本中20本)と大苦戦している。ただジョージはこれまでもプレーオフになるとステップアップしてきた選手なので、他の選手たちの活躍ぶりによってはシリーズを接戦に持ち込めるかもしれない。
球団史上最高の56勝をあげたラプターズにとっては、今年こそは何としても第1ラウンドを突破しておきたいところだ。
ヒート(3) – ホーネッツ(6) | ||
日程 | ホームコート | |
第1戦 | 4/17 | マイアミ |
第2戦 | 4/20 | マイアミ |
第3戦 | 4/23 | シャーロット |
第4戦 | 4/25 | シャーロット |
第5戦※ | 4/27 | マイアミ |
第6戦※ | 4/29 | シャーロット |
第7戦※ | 5/1 | マイアミ |
ヒート
- シーズン成績: 48勝34敗
- OffRtg:104.2(リーグ11位)
- DefRtg:101.5(リーグ7位)
- NetRtg:+2.6(リーグ10位)
ホーネッツ
- シーズン成績: 48勝34敗
- OffRtg:105.1(リーグ9位)
- DefRtg:101.8(リーグ9位)
- NetRtg:+3.3(リーグ8位)
シーズン直接対決
- ヒート2勝 – ホーネッツ2勝
- 平均得点(4試合):ヒート(97.3点) – ホーネッツ(99.3点)
レギュラーシーズン対決は2勝2敗の引き分けで、成績も48勝34勝のタイ。今季第1ラウンドの中で最も互角のシリーズになりそう。
ホークス(4)-セルティックス(5) | ||
日程 | ホームコート | |
第1戦 | 4/16 | アトランタ |
第2戦 | 4/19 | アトランタ |
第3戦 | 4/22 | ボストン |
第4戦 | 4/24 | ボストン |
第5戦※ | 4/26 | アトランタ |
第6戦※ | 4/28 | ボストン |
第7戦※ | 4/30 | アトランタ |
ホークス
- シーズン成績: 48勝34敗
- OffRtg:103.0(リーグ18位)
- DefRtg:98.8(リーグ2位)
- NetRtg:+4.1(リーグ7位)
セルティックス
- シーズン成績: 48勝34敗
- OffRtg:103.9(リーグ13位)
- DefRtg:100.9(リーグ4位タイ)
- NetRtg:+3.0(リーグ9位)
シーズン直接対決
- ホークス3勝 – セルティックス1勝
- 平均得点(4試合):ホークス(111.3点) – セルティックス(102.8点)
ヒート/ホーネッツのシリーズと同じく、こちらもシーズン成績が48勝34敗のタイ。両チームともディフェンスとコーチングが非常に優秀だ。直接対決はホークスが3勝1敗で勝ち越しているが、セルティックスは今季のウォリアーズをオラクルアリーナで破ったチームでもあり、何か勢い的なものを感じる。
その一方、ホークスにはセルティックスのスモールラインアップを真っ向から潰せるポール・ミルサップとアル・ホーフォードのビッグコンビがいるので、マッチアップ的に見てやや有利な気もする。前回の対戦では、ミルサップが31得点、16リバウンド、5ブロックのモンスターパフォーマンスでセルティックスを破壊した。
West
ウォリアーズ(1)-ロケッツ(8) | ||
日程 | ホームコート | |
第1戦 | 4/16 | ゴールデンステイト |
第2戦 | 4/18 | ゴールデンステイト |
第3戦 | 4/21 | ヒューストン |
第4戦 | 4/24 | ヒューストン |
第5戦※ | 4/27 | ゴールデンステイト |
第6戦※ | 4/29 | ヒューストン |
第7戦※ | 5/1 | ゴールデンステイト |
ウォリアーズ
- シーズン成績: 73勝9敗
- OffRtg:112.5(リーグ1位)
- DefRtg:100.9(リーグ4位タイ)
- NetRtg:+11.6(リーグ2位)
ロケッツ
- シーズン成績: 41勝41敗
- OffRtg:105.5(リーグ8位)
- DefRtg:105.6(リーグ20位)
- NetRtg:-0.2(リーグ15位タイ)
シーズン直接対決
- ウォリアーズ3勝 – ロケッツ0勝
- 平均得点(3試合):ウォリアーズ(116.3点) – ロケッツ(104.0点)
2015年ウェスタンカンファレンスのマッチアップ。ウォリアーズが昨季よりも数段強くなったのに対して、ロケッツはほぼ同じロスターながら大きく転落してしまった。ディフェンスリバウンドやトランジションディフェンスがレギュラーシーズンのようにグダグダなままなら、ロケッツは1勝するのも難しいだろう。
スパーズ(2)-グリズリーズ(7) | ||
日程 | ホームコート | |
第1戦 | 4/17 | サンアントニオ |
第2戦 | 4/19 | サンアントニオ |
第3戦 | 4/22 | メンフィス |
第4戦 | 4/24 | メンフィス |
第5戦※ | 4/26 | サンアントニオ |
第6戦※ | 4/28 | メンフィス |
第7戦※ | 4/30 | サンアントニオ |
スパーズ
- シーズン成績: 67勝15敗
- OffRtg:108.4(リーグ3位)
- DefRtg:96.6(リーグ1位)
- NetRtg:+11.8(リーグ1位)
グリズリーズ
- シーズン成績: 42勝40敗
- OffRtg:102.6(リーグ22位)
- DefRtg:105.4(リーグ19位)
- NetRtg:-2.9(リーグ22位)
シーズン直接対決
- スパーズ4勝 – グリズリーズ0勝
- 平均得点(4試合):スパーズ(101.5点) – グリズリーズ(89.0点)
マーク・ガソルとマイク・コンリーが100%健康なら面白いシリーズになっていただろうけど…。十分な休養を取ったスパーズと戦うのに、今のグリズリーズでは明らかにタレントが不足している。とりあえず、ウォリアーズ vs ロケッツとは真逆の超スローテンポな試合が続きそうだ。
サンダー(3)-マブス(6) | ||
日程 | ホームコート | |
第1戦 | 4/16 | オクラホマ |
第2戦 | 4/18 | オクラホマ |
第3戦 | 4/21 | ダラス |
第4戦 | 4/23 | ダラス |
第5戦※ | 4/25 | オクラホマ |
第6戦※ | 4/28 | ダラス |
第7戦※ | 4/30 | オクラホマ |
サンダー
- シーズン成績: 55勝27敗
- OffRtg:109.9(リーグ2位)
- DefRtg:103.0(リーグ12位)
- NetRtg:+6.9(リーグ3位)
マブス
- シーズン成績: 42勝40敗
- OffRtg:104.8(リーグ10位)
- DefRtg:104.3(リーグ16位)
- NetRtg:+0.6(リーグ13位タイ)
シーズン直接対決
- サンダー4勝 – マブス0勝
- 合計得点(4試合):サンダー(112.5点) – マブス(103.0点)
アスレチックでアップテンポなサンダーのオフェンスに対して、マブスがどこまでスローな展開に持ち込めるか。最近のマブスは、ショットクロックをたっぷり使いながらターンオーバーを最小限に抑えるスローなバスケを展開し、直近10試合で7勝3敗と勢いがある。
ただサンダーが圧倒的な火力でマブスをスイープしても、それほど驚きではない。とりあえず2年前の第1ラウンドでスパーズを苦しめたリック・カーライルHCが、ウェストブルックとデュラントに対してどんなディフェンス戦略を立ててくるのか楽しみ。
クリッパーズ(4)-ブレイザーズ(5) | ||
日程 | ホームコート | |
第1戦 | 4/17 | ロサンゼルス |
第2戦 | 4/20 | ロサンゼルス |
第3戦 | 4/23 | ポートランド |
第4戦 | 4/25 | ポートランド |
第5戦※ | 4/27 | ロサンゼルス |
第6戦※ | 4/29 | ポートランド |
第7戦※ | 5/1 | ロサンゼルス |
クリッパーズ
- シーズン成績: 53勝29敗
- OffRtg:106.5(リーグ6位)
- DefRtg:100.9(リーグ4位タイ)
- NetRtg:+5.5(リーグ5位)
ブレイザーズ
- シーズン成績: 44勝38敗
- OffRtg:106.1(リーグ7位)
- DefRtg:105.6(リーグ21位)
- NetRtg:+0.6(リーグ13位タイ)
シーズン直接対決
- クリッパーズ3勝 – ブレイザーズ1勝
- 平均得点(4試合):クリッパーズ(99.5点) – ブレイザーズ(95.3点)
今季開幕前は、ブレイザーズがウェスト5位シードになるなんて、誰に予想できたか…。クリッパーズはシーズン最後の12試合を10勝2敗と好調で終えたが、45試合の離脱から復帰したばかりのブレイク・グリフィンがまだまだ本調子ではない。ウェスタンカンファレンスの第1ラウンドでシリーズ番狂わせの可能性があるとすればここだろう。
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ソース:「NBA」