2017-18シーズンのオール・ディフェンシブ・チームが決定
NBAが現地5月23日、2017-18オールディフェンシブ・チームの1stチームと2ndチームに選ばれた10選手を発表した。
1stチーム
プレイヤー | 1位/2位票 | Pts |
ルディ・ゴベア | 94/4 | 192 |
アンソニー・デイビス | 73/17 | 163 |
ビクター・オラディポ | 58/20 | 136 |
ドリュー・ホリデー | 39/27 | 105 |
ロバート・コビントン | 27/36 | 90 |
ユタ・ジャズのルディ・ゴベアが今季トップとなる1stチーム票100票中94票を獲得し、キャリア2度目、2年連続でのファーストチーム入りを果たした。
今季に躍進を遂げたニューオリンズ・ペリカンズからは、アンソニー・デイビスがゴベアに次ぐ2位のポイントを獲得して、キャリア3度目のオールディフェンシブチーム選出(1stチームは今回が初)。さらにシーズンを通して1番から3番の3ポジションを柔軟に守ったチームメイトのドリュー・ホリデーが、全体4位で初選出を決めている。
他にもインディアナ・ペイサーズのビクター・オラディポとフィラデルフィア・76ersのロバート・コビントンがキャリア初選出。オラディポはスティール数、コビントンはデフレクション数(パスやドリブルなどをはじいた回数)でそれぞれリーグ首位の数字を記録した。
▼1stチームハイライト
2ndチーム
プレイヤー | 1位/2位票 | Pts |
ジョエル・エンビード | 4/82 | 90 |
ドレイモンド・グリーン | 26/34 | 86 |
アル・ホーフォード | 24/37 | 85 |
デジャンテ・マレー | 32/16 | 80 |
ジミー・バトラー | 20/39 | 79 |
2ndチームのトップは、1位票が少なかったものの、2位票で最多数を獲得したジョエル・エンビードがキャリア初選出。ドレイモンド・グリーンとジミー・バトラーはそれぞれキャリア4度目のオールディフェンシブチーム入りだ(ドレイモンドは初の2ndチーム)。ウルブズの選手が選ばれたのは2006-07シーズンのケビン・ガーネット以来となる。
またキャリアを通して守備に定評があったアル・ホーフォードが、今年はついに初受賞。そしてカワイ・レナード不在ながらもリーグ上位の守備を維持したスパーズからは、若手PGのデジャンテ・マレーがチーム最多の獲得票数で2ndチームに選ばれた。
今年のサプライズは、ロケッツのクリス・ポールやサンダーのポール・ジョージ、バックスのヤニス・アデトクンボらスター選手を抑えて2年目のマレーが選出されたことかもしれない。しかもチームメイトのダニー・グリーンやラマーカス・オルドリッジとこれほど大きな票差がつくとは正直驚きだ(票ポイントでは、マレーが80、ダニー・グリーンが6、オルドリッジが2)。
今季中盤からトニー・パーカーの代わりにスパーズの先発PGに定着したマレーは、シーズン81試合の出場で8.1得点、5.7リバウンド、1.2スティールを平均。ガード選手としてはリバウンド力が極めて高く、長いリーチを活かしたパスレーン潰しが素晴らしい。
ジャンプショットやディシジョンメイキングの向上など、オフェンス面ではまだまだこれからだが、守備面ではデビュー2年目にしてすでに一流の選手と認められるようになった。来季にはさらなる成長を遂げ、カワイ・レナードと共に鉄壁のペリメーターディフェンスを披露してくれるはずだ。
なお2017-18DPOYのファイナリストには、ゴベア、デイビス、エンビードの3選手が選ばれている。
Image by Keith Allison
参考記事:「NBA」