76ersがキャブスを破り13連勝、イースト3位に
タンキング戦略によりずっとリーグのボトムチームだったフィラデルフィア・76ersは、ついに50勝に手が届きそうなエリートチームへと生まれ変わった。
フィラデルフィア・76ersが現地6日、恐らく今季レギュラーシーズンで最も大事な試合となったホームでのクリーブランド・キャバリアーズ戦に132-130で勝利。連勝を13に伸ばし、キャブスを追い抜いてイースト3位に浮上した。
この日のシクサーズは、ベン・シモンズが27得点、15リバウンド、13アシストでシーズン12回目のトリプルダブルを達成。前半に最大で30点差をつけて主導権を握ると、後半に入ってからレブロン・ジェイムスの猛反撃を食らい、終盤で1ゴール差を争う大接戦に持ち込まれたが、ラスト10秒のファウルゲームできっちりとフリースローを決めて何とか逃げ切った。
シクサーズはシモンズの他、J.J.・レディックが27得点、マルコ・ベリネリが23得点をマーク。キャブスはレブロン・ジェイムスが44得点/11アシスト/11リバウンドのトリプルダブル、ジェフ・グリーンが33得点をあげている。
▼モナ・リザTシャツを愛用するシモンズ
ちなみに76ersが最後に13連勝を達成したのは、ジュリアス・アービングやモーゼス・マローン、チャールズ・バークレーら殿堂入りのレジェンドがプレイしていた1984-85シーズン。今季シクサーズのロスターでその当時に生まれていたのはレディックのみだ。
▼レブロン
キャブスの3点ビハインドで迎えた第4Q残り1.9秒には、レブロンがスリーポイントショットのファウルを受け、延長戦に持ち込むチャンスを手にするも、2本目のフリースローに失敗。わざと3本目を外すと、ラリー・ナンスJr.が見事にボックスアウトをかわして、ボールをティップしたが、惜しくもリムにはじかれてしまった。
この日の試合結果により、76ers(49勝30敗)とキャブス(49勝31敗)のシーズン対戦成績は2勝2敗のイーブン。残り試合数は、76ersがマブス/ホークス/バックスとの3試合、キャブスがニックスとの2試合となっている。
キャブスがニックスから2連勝をあげると仮定した場合、76erが3位シードをキープするには残り3試合を全勝しなければならない(2チームが51勝31敗で並んだ場合は、カンファレンス成績で上回っているキャブスがタイブレークをゲット)。カイリー・アービングのプレイオフ全休が決まったことで、3位シードはより魅力的になった。
ボックススコア:「NBA」