76erとブレイザーズがホームで第6戦勝利、2シリーズがセミファイナル第7戦突入!
NBAでは現地9日、イーストとウェストでカンファレンス・セミファイナル第6戦が1試合ずつ行われ、下位シードのホームチームがそれぞれ勝利。2シリーズの決着が第7戦に持ち込まれることとなった。
まず1試合目では、フィラデルフィア・76ersが本拠地ウェルズファーゴ・センターでトロント・ラプターズに112-101で快勝。続く2試合目は、ポートランド・トレイルブレイザーズがモダ・センターでデンバー・ナゲッツを119-108で撃破した。
シモンズとエンビードが奮闘
イーストの第6戦は、ラプターズが圧勝した第5戦とは真逆の展開となり、第1Qを29-21で上回った76ersがそのまま最後まで主導権を掌握。特にこの日は、シリーズを通してハーフコートオフェンスでほぼ無力だったベン・シモンズがステップアップし、FG13本中9本成功から21得点、8リバウンド、6アシスト、0ターンオーバーで勝利に大貢献している。
シクサーズはシモンズの他、ジミー・バトラーがチームハイの25得点、8アシストをマーク。ジョエル・エンビードは35分の出場でFG14本中5本の17得点と、オフェンス面で絶好調とは言えなかったが、ディフェンスで圧倒的な存在感を見せつけ、+/-で+40という凄まじい数字を記録している。
敗れたラプターズは、カワイ・レナードが29得点/12リバウンド/5アシスト、パスカル・シアカムが21得点で奮闘。敵地で惨敗した第3戦と同じく、カイル・ラウリーやマルク・ガソル、さらにサージ・イバカを含むベンチユニットが精彩を欠き、ダニー・グリーンもディフェンスでミスが目立った。
ラプターズと76ersのシリーズ第7戦は、現地12日にスコシアバンク・アリーナで行われる。
ガード陣が絶好調
ブレイザーズとナゲッツの第6戦は、シリーズ最初の5試合でスリー成功率25%とシューティングに苦戦していたデイミアン・リラードが、6本のスリーを含むFG23本中11本の32得点で活躍。試合は第4Q残り10分30秒で4点差と接戦だったが、そこからブレイザーズが残り6分までに15-5のランでリードを一気に14点に広げて勝利を掴んだ。
リラードの他には、CJ・マッカラムが30得点、ロドニー・フッドがプレイオフキャリアハイの25得点をマーク。ガード3選手だけで合計87得点をあげている。
一方のナゲッツは、ニコラ・ヨキッチが29得点。12リバウンド、8アシストで活躍するも、残り1分で6つ目のファウルをコールされて、2試合連続でファウルアウト。他にはジャマール・マレーが24得点/10リバウンドのダブルダブル、ポール・ミルサップが17得点を記録した。
ナゲッツとブレイザーズは現地12日にペプシセンターでシリーズ最終戦を対決。なおNBAプレイオフ史上では、これまでに133試合の第7戦が行われ、その約8割でホームチームが勝利をあげている(105勝28敗)。
ボックススコア:「NBA」