ベンチ陣大活躍の76ersがホークスとの第3戦快勝、シリーズ2勝1敗へ
現地10日、フィラデルフィア・76ersが敵地ステートファーム・アリーナで行われたアトランタ・ホークスとのイースト準決勝第3戦に127-111で圧勝。第1戦での敗北から2連勝をあげ、2勝1敗でシリーズを逆転した。
第3戦での76ersは、控えメンバーたちが大奮闘。フルカン・コルクマズやドワイト・ハワードらが序盤からステップアップし、ベンチユニットが前半だけで30得点を獲得した。ESPNによると、76ersベンチによる前半30得点は、過去25ポストシーズンで最多だという。
後半からは先発の主力メンバーがベンチの勢いを引き継ぎ、第3Q最初の6分間にノーミスで8本のフィールドゴールに成功。一気にホークスを突き放し、第3クォーター終了時にはリードを20点に広げた。
▼ハイライト
76ersは、ジョエル・エンビードが27得点/9リバウンド/8アシストでオールラウンドに活躍。ホークスは、エンビードがボールをキャッチする度に積極的にダブルチーム(時にはトリプルチーム)を仕掛けていたが、それでも止められなかった。
▼トリプルチームをかわして相棒にロブパス
エンビードの他には、トバイアス・ハリスが22得点をマーク。前の試合ではわずか4得点に終わったベン・シモンズは、トランジションで果敢に敵陣を攻めて18得点、7アシストをあげた。
ダニー・グリーンが負傷
ほぼ完璧な試合内容で勝利を手にしたシクサーズだが、第1Qにスターターのダニー・グリーンが負傷退場。どうやら右ふくらはぎを痛めたらしく、ベンチに戻ってきた時には歩行補助のブーツを着用していた。
グリーンは翌日の朝にMRI検査を受ける予定とのこと。76ersのドック・リバースHCは試合後、「次の試合への出場は難しいだろう」とグリーンのコンディションについて言及している。
敗れたホークスは、トレイ・ヤングが28得点、ジョン・コリンズが23得点をマーク。76ersとホークスの第4戦は、現地14日に再びアトランタで行われる。
ボックススコア:「NBA」