76ersがプレイオフ最多記録、第3Qにピリオド51得点
第1戦にホームで惨敗を喫したフィラデルフィア・76ersが見事なバウンスバックを見せた。
76ersは現地15日、本拠地ウェルズファーゴ・センターで行われたブルックリン・ネッツ戦に145-123で圧勝。シリーズを1勝1敗のイーブンに戻した。
プレイオフ記録
この日の試合は、ハーフタイムの時点で1点差と接戦が予想されたが、後半に入ってからシクサーズのオフェンスが大爆発。第3Qに25本中18本のフィールドゴールと11本中11本のフリースローを決めてピリオド51得点をあげ、一気にリードを29点に広げた。
シクサーズが第3Qにスコアした51点は、1962年のロサンゼルス・レイカーズと並んで、1ピリオドにおけるポストシーズン史上最多記録。NBA73年の歴史でプレイオフにピリオド50点以上をマークしたチームは、この日のシクサーズを含めて3チームしかいない。
また第2戦で76ersが記録した145得点は、プレイオフ球団新記録となる。
▼NBAプレイオフのピリオド最多得点記録
シーズン | ピリオド | 得点 | |
76ers | 2019 | 第3Q | 51 |
レイカーズ | 1962 | 第4Q | 51 |
ロケッツ | 2018 | 第3Q | 50 |
ちなみに第4Qに51得点をあげた1962年のレイカーズは試合に負けている。
▼シモンズがTD
2つの偉業を達成した第2戦のシクサーズは、ベン・シモンズが18得点、12アシスト、10リバウンドをマークして、ポストシーズンキャリア2度目となるトリプルダブルを記録。第1戦ではホームアリーナからブーイングを浴びせられる場面もあったシモンズだが、この日は終始アグレッシブにプレイしながらチームを引っ張った。
シクサーズはシモンズの他に、ジョエル・エンビードが23得点/10リバウンドで勝利に貢献。特に第3Qはサイズとリバウンドでネッツを圧倒した。
敗れたネッツは、スペンサー・ディンウィディーが19得点、ディアンジェロ・ラッセルが16得点、ロンデイ・ホリス・ジェファーソンが15得点をマーク。第2戦はスターターの差が大きく現れていた印象なので、第3戦ではディンウィディーかカリス・ラバートのどちらかを先発起用などアジャストしてくるかもしれない。
ボックススコア:「NBA」