アーロン・ゴードンがマジックと再契約合意
今夏FAで目玉選手の一人になると見られていたアーロン・ゴードンだが、レブロン・ジェイムスやポール・ジョージらビッグネームの影であまり注目を浴びることもなく、あっさりと残留を決心した模様。Yahoo Sportsが伝えている。
報道によると、制限付きFAだったゴードンは現地1日、オーランド・マジックとの再契約に合意。契約内容は4年/8400万ドルで、オプションは含まれていないという。現マジックのロスターで最高額のサラリーだ。
正式な契約成立は7月6日以降だが、ゴードンはTwitterでマジック残留を発表。
https://twitter.com/Double0AG/status/1013603888124104705
昨季は中盤に怪我で離脱し、ダンクコンテスト出場を見送ったゴードンだが、58試合でキャリアベストの17.6得点、7.9リバウンドを平均。特にアウトサイドショットが大きく成長し(シーズン終盤で大失速したものの)、ダンクだけの選手ではないことを証明し、将来的にモダンNBAで理想のストレッチビッグへと進化しそうなポテンシャルを感じさせる1年だった。
ただその一方で昨季のゴードンは、アイソレーションで無駄にドリブルをついて、ミドルレンジからのタフショットに終わるといった悪いパターンも多くみられた。そもそもマジック自体が、ゴードンをどのように起用/育成すべきか迷っていたような印象だ(昨季はようやくゴードンをほぼフルタイムのPFにシフトさせた)。
ゴードンはパワーフォワードとしてはボールハンドル力が高い。さらに22歳と若く、恐らく本人もボールを操るタイプのスーパースターになるのを将来的な目標としているのだろう。ただ個人的にゴードンは、ドレイモンド・グリーンのように究極のロールプレイヤーの役に徹してこそ最も開花できるタイプの選手だと思う。
来季のマジックは、PFに2017年ドラフト6位指名のジョナサン・アイザック、Cに2018年ドラフト6位指名のモハメド・バンバと、将来有望なビッグマンがいる。その中でゴードンがどのような役割を務めることになるのか注目したい。
参考記事:「NBA」