NBAオールスターゲーム2022のリザーブが発表、ガーランドとバンブリートが初選出
NBAでは現地3日、ヘッドコーチの投票により選出される2022年NBAオールスターゲームのリザーブ選手14名が正式に発表された。
イーストリザーブ
- G:ジェイムス・ハーデン(10回目、ネッツ)
- G:ザック・ラビーン(2回目、ブルズ)
- G:ダリアス・ガーランド(初、キャブス)
- G:フレッド・バンブリート(初、ラプターズ)
- F:ジミー・バトラー(6回目、ヒート)
- F:ジェイソン・テイタム(3回目、セルティックス)
- F:クリス・ミドルトン(3回目、バックス)
ウェストリザーブ
- G:クリス・ポール(12回目、サンズ)
- G:デビン・ブッカー(3回目、サンズ)
- G:ルカ・ドンチッチ(3回目、マブス)
- G:ドノバン・ミッチェル(3回目、ジャズ)
- F:ドレイモンド・グリーン(4回目、ウォリアーズ)
- F:ルディー・ゴベア(3回目、ジャズ)
- F:カール・アンソニー・タウンズ(3回目、ウルブズ)
(※スターターメンバー)
今年のオールスターにはスターターも含めて、それぞれのカンファレンスから3チームずつ、合計6チームから複数の選手が選出(ウォリアーズ、サンズ、ジャズ、ネッツ、バックス、ブルズ)。ウォリアーズが最多で、ステフィン・カリー、アンドリュー・ウィギンス、ドレイモンド・グリーンの3選手が選ばれている。
4人が初選出
オールスター初選出の栄光に輝いたのは、ウォリアーズのウィギンスにグリズリーズのジャ・モラント、ラプターズのフレッド・バンブリート、キャブスのダリアス・ガーランドの4人。特にバンブリートは、コニー・ホーキンス、ジョン・スタークス、ブラッド・ミラー、ベン・ウォーレスに次いで、ドラフト外からオールスターに成り上がったNBA史上5人目の選手となった。
「ありがとう神様!これまでの人生で関わってきたすべての人たちに感謝したい!もちろん旅路はまだ終わりじゃない。いつも応援ありがとう。自分自身に賭けてみよう」
– フレッド・バンブリート
CP3とブッカー
今季サンズをリーグ首位にけん引しているクリス・ポールとデビン・ブッカーのスターガードコンビがリザーブ選出。昨季はブッカーが負傷したデイミアン・リラードの代替選手としてのオールスター出場だったが、今季は2人同時に本選出となった。2人ともスターターでもおかしくない活躍を見せている。
マレーやシアカムは選出漏れ
オールスター級の活躍を見せながらも、ロスターに入れなかった選手たち:
- デジャンテ・マレー(スパーズ):19.6得点、9.1アシスト、8.5リバウンド
- ジャレット・アレン(キャブス):16.0得点、1.9アシスト、10.7リバウンド
- パスカル・シアカム(ラプターズ):21.1得点、5.2アシスト、8.6リバウンド
- ラメロ・ボール(ホーネッツ):19.9得点、7.7アシスト、7.2リバウンド
- ドリュー・ホリデー(バックス):18.0得点、6.5アシスト、4.7リバウンド
- ジェイレン・ブラウン(セルティックス):24.2得点、3.1アシスト、6.6リバウンド
他にも、デイミアン・リラードやアンソニー・デイビス、ポール・ジョージ、カイリー・アービングらオールスター常連が選出漏れしているが、この4人は怪我(もしくはワクチン未接種)で欠場試合が多すぎるためだ。
個人的に、スパーズのデジャンテ・マレーが駄目だったのが少し残念。ただウェストガード陣の選出者(カリー、モラント、ドンチッチ、CP3、ブッカー、ミッチェル)を見ると仕方ないと思う。例年ならここにリラードやクレイ・トンプソンも食い込んでくるはずなので、ウェスタンカンファレンスのガードポジションでオールスターの椅子を勝ち取るのは至難の業だ。
そろそろNBAにはポジションによるオールスター/オールNBAチーム選考を撤廃して欲しい。
デュラントとグリーンの代替選手は?
なおイーストのキャプテンに選ばれたネッツのケビン・デュラントは、膝の靭帯の怪我によりオールスターゲーム欠場が濃厚。同じく負傷離脱中のドレイモンド・グリーンも、すでにオールスター欠場を宣言している。
これでイーストとウェストにそれぞれロスター枠が1つずつ。代替選手として有力なのは、イーストでキャブスのジャレット・アレンやラプターズのパスカル・シアカム、バックスのドリュー・ホリデー、ホーネッツのラメロ・ボールあたり。バックスファンの間では、実際に選出されたミドルトンよりも「ホリデーの方がオールスターに相応しい」といった声がすでに出ている。
またウェストの有力候補は、スパーズのマレーやペリカンズのブランドン・イングラム、ウルブズのアンソニー・エドワーズ。果たして誰が栄光を手にするのか?
参考記事:「NBA」