アンドレ・ドラモンドの長距離砲が爆発、プレシーズンゲームでキャリア最多のスリー3本!
現地10月9日、スコシアバンク・アリーナで行われたシカゴ・ブルズ対トロント・ラプターズのプレシーズンゲームで、かなりイレギュラーな出来事が起こった。今オフにブルズとFA契約を結んだアンドレ・ドラモンドがロングレンジを決めまくったのだ!
この日のドラモンドはベンチから15分の出場で9得点、9リバウンドをマークし、ブルズの勝利に貢献。3ポイントショットを3本中3本のパーフェクトで沈めた。
▼ドラモンド砲、炸裂
3本ともショットクロック中盤にキックアウトパスを受けてからのキャッチ&シュート。決して打たされたわけではなく、ドラモンドをペリメーターでノーマークにするラプターズ守備を逆手に取るための戦略として積極的に打ったものだ。
本来のドラモンドは、リバウンドとリムランにスキルを全振りした“典型的なセンター”タイプ。キャリア通算スリー成功数は10シーズン(718試合)でわずか15本しかなく、さらにフリースロー成功率47.3%と、とにかくシュートが苦手で、歴代NBAでワーストシュータの1人と呼ばれることさえあったほど。
そんなドラモンドが1試合で3本中3本のスリーを決めるなんて、誰に予想できただろう?しかもキャッチ&シュートのリズムやリリースとフォロースルー、さらにシュートフォームも普通にきれいだった。
ドラモンドのロングレンジが今季レギュラーシーズンでの武器になるかどうかは完全に未知数。だが今年で29歳とまだ若く、かつてのマーク・ガソルやブルック・ロペスのように、30歳手前でストレッチビッグとして開花する可能性もゼロではない。
ボックススコア:「NBA」