殿堂入りのベン・ウォレスがピストンズの運営部門アドバイザーに就任
今年9月にバスケットボール殿堂入りを果たした元DPOYのベン・ウォレスが、フロントオフィスのスタッフとして古巣復帰する。デトロイト・ピストンズが現地8日に発表した。
ピストンズによると、ウォレスが就任する役職は、バスケットボール運営部門およびチームエンゲージメントのアドバイザー。球団のバスケットボール運営と選手育成において、トロイ・ウィーバーGMやドウェイン・ケイシーHCの補佐を務めることとなる。
1996年にドラフト外からNBA入りしたウォレスは、キャリア16シーズンで5.7得点、9.7リバウンド、2.0ブロックを平均。2002年と03年にリバウンド王、2002年にブロック王に輝き、ディケンベ・ムトンボと並んでNBA史上最多となるキャリア通算4回のDPOY選出という偉業を達成した。
DPOYの他にも、6度のオールディフェンシブ・チーム、5度のオールNBAチーム、4度のオールスター選出など数々のアワードを受賞し、2004年には守備の要としてピストンズの優勝に大貢献。00年代を代表するディフェンダー/リバウンダーとして歴史に名を刻み、2016年にピストンズで永久欠番化、そして2021年の殿堂入りに選ばれている。
ドラフト外の選手としては、過去に例がないほど輝かしいキャリアを送った。
昨季にブレイク・グリフィンをバイアウトし、1からの再建に突入したピストンズ。今年のドラフトでは、51年ぶりに全体1位指名を引き当てるという幸運に恵まれ(ケイド・カニングハムを指名)、再建が一気に進んだ。
今回のウォレスのコーチングスタッフ加入は、若手チームの育成に大きなプラスになるはず。
参考記事:「NBA」