ドラフト1位ルーキーのベネット、ついに今季初の二桁得点!!
2013年ドラフトで全体1位指名を受け、大きな期待を背負ってNBAデビューするも、これまでのところ全くいいところが無かったキャバリアーズのアンソニー・ベネット。 すでに今シーズンも後半戦に突入したが、ようやくここにきて希望の兆しを感じれるようなパフォーマンスを見せつけた。
ベネットは28日のニューオリンズ・ペリカンズ戦で31分間出場し、15得点、8リバウンド、1アシスト、1ブロックを記録。FG成功率は10本中5本の50%で、その内の2本がスリーポイントだった。この日のスタッツの多くがベネットのキャリアハイとなる。
▼ベネット、ペリカンズ戦ハイライト
ロングレンジの他にも、豪快なダンクやアンソニー・デイビスへのブロックショットなど、とてもオールラウンドな活躍。試合は89対100で敗北したが、キャブスにとっては将来に期待が持てるいい結果だったといえる。
今季のベネットは、1試合10.2分の出場時間で、2.4得点、2.3リバウンドを平均。身長203cmで体重116kg、PFの体格とSFのスキル/シュート力を兼ね備えた万能選手と前評判は高かったが、シーズン前半はプレー時間も短かったせいか、自分のゲームを見つけられず空回りが続いた。FG成功率が25.9%、スリーポイント成功率は14.3%と、ドラフト1位指名としては過去に類を見ないほど不振なルーキーシーズンを送っている。
実際に二桁台の得点を獲得するのに要した試合数は32ゲーム。これは歴代1位指名の中でダントツに遅い。さらに選手のパフォーマンスを評価する「PER指標」でも群を抜いて低くなっている(クワミ・ブラウン以下!)。
▼過去24シーズンのドラフト1位指名、ルーキーシーズンPER
ベネットはまだ20歳。現段階で期待外れの選手と決めつけるのはちょっと早すぎる。今回の活躍で自信をつけて、徐々に彼のゲームを磨いていけばと思う。
というか、マイク・ブラウンHCはもっとベネットのプレー時間を増やしてやればいいのに…。
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