キャリス・レバートがネッツと延長契約へ
ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると現地25日、フォワードのキャリス・レバートがブルックリン・ネッツとの延長契約に合意。契約内容は3年/5250万ドルで、新契約は2020-21シーズンから適用されるという。
ネッツからの正式な発表はまだだが、レバート自身がWojnarowski記者の報道をリツイートするという形で契約合意を報告。さらにその直後に「25歳をスタートするにあたって最高の気分だ」とツイートしている。ちょうど同日は、レバートの25歳の誕生日だった。
2016年ドラフト20位指名で、昨季がプロ3年目だったレバートは、開幕14試合で18.4得点、4.2リバウンド、3.7アシストを平均と、MIP有力候補になりそうなパフォーマンスを続けていたが、11月中盤の試合で右足靱帯を損傷して戦線離脱。
足首がありえない方向に曲がるほどの大怪我だったため、シーズンは絶望的かと思われたが、わずか3カ月で復帰すると、プレイオフでは30分以下の出場時間で21.0得点を平均してネッツのベストプレイヤーともいえる大活躍を見せた。
レバートはドリブルペネトレーションやスラッシュに長けたオールラウンドなウィング選手。シューティングハンドは右だが、オンボールでは両サイドから攻められる技術を持ち、特に左手でのイン&アウト・ヘジテーションドリブルや、ドライブからゴール下でのショットフェイク(ラジョン・ロンド的なあれ)が最高に上手い。
またレバートは、2017-18シーズンにディアンジェロ・ラッセルとジェレミー・リンが負傷離脱した期間中にポイントガードの役割を任せられるようになると、昨季はさらにプレイメイカーとしての才能を開花させ、ピック&ロールの指揮やペネトレーションから逆サイドコーナーへのクロスコートパスといったプレイメイカーのスキルも習得しつつあった。
大ブレイクするはずだったシーズンに怪我でブレーキがかかったのは残念だったが、まだ25歳と若く、これからの成長がすごく楽しみな選手。今オフにケビン・デュラントとカイリー・アービングを獲得し、一夜にしてスーパーチームへと生まれ変わったネッツで、レバートはどんな役割を担っていくことになるだろう。
参考記事:「ESPN」