TunaDrama
  • Home
  • ブログ
  • News
  • Video
  • FIBA
  • Twitter
  • Facebook
ビル・ラッセル 死去
2022 8 2

ビル・ラッセルが死去、NBAを11回制覇したセルティックスのレジェンド

セルティックス, ビル・ラッセル 0

現地2022年7月31日、“バスケットボール史上最高のディフェンダー”と称される元ボストン・セルティックスのビル・ラッセルが、ワシントン州マーサーアイランドの自宅で亡くなった。享年88歳だった。

ラッセルの家族が公式Twitterアカウントから訃報を発表。死因については言及されていないが、声明によれば、妻に看取られながら安らかに眠りについたという。

An announcement… pic.twitter.com/KMJ7pG4R5Z

— TheBillRussell (@RealBillRussell) July 31, 2022

究極の勝者

1956年のドラフト全体2位指名でNBA入りしたラッセルは、キャリア13シーズンで15.1得点/22.5リバウンドを平均。得点力はそれほど高くなかったが、ディフェンダーとしてはリーグ史上でも比類ない存在であり、デビュー2年目の23歳から11年目の32歳にかけて、10年連続で平均20リバウンド以上を記録した。

またラッセルがNBA史上最高のディフェンダーと称される大きな理由は、そのリム守備力の高さ。ラッセルが現役だった1950~60年代当時は「ショットブロック」がカウントされていなかったため、公式記録には残っていないが、1966年2月7日のウォリアーズ戦で25ブロックをマークしたという逸話もある(1試合におけるブロック数のNBA公式最多記録は、1973年にレイカーズのエルモア・スミスがマークした17本)。

以下、ラッセルがNBAで残した功績:

  • 優勝:11回(歴代最多)
  • MVP:5回(歴代2位)
  • リバウンド王:5回
  • オールスター選出:12回

ラッセルは現役13シーズン中11シーズンでリーグ制覇を達成。11回の優勝は、NBA/NFL/NHL/MLBのアメリカ4大プロスポーツにおいて、アイスホッケーのアンリ・リシャールと並ぶ最多記録だ。

さらにラッセルは1955年と56年にNCAAのカレッジバスケを2連覇し、1956年のメルボルン五輪ではアメリカ代表として金メダルを獲得。NBAコミッショナーのアダム・シルバーはラッセルを「究極の勝者」と評した。

オフコートでもレジェンド

ビル・ラッセルは、バスケットボールコートの外でもアメリカの社会に多大な影響を与えた人物。特に1960年代には公民権運動の指導者の1人として活躍した。

ラッセルがNBA現役選手だった20世紀中盤のアメリカは、まだ黒人に対する人種差別が色濃く残っていた時代。当時のラッセルは、すでに国を代表するアスリートだったにもかかわらず、様々な差別を経験/目撃したという。

1961年にセルティックスのチームメイト(サム・ジョーンズ)がケンタッキー州レキシントンのレストランで人種を理由にサービスを拒否された際には、プレイヤーによるボイコットを主導。

またボクサーのモハメド・アリがベトナム戦争への徴兵を拒否して物議をかもした際には、マーティン・ルーサー・キングやカリーム・アブドゥル・ジャバーらと共にアリの立場を支持した。

▼1967年の『クリーブランド・サミット』にて。前列左からビル・ラッセル、モハメド・アリ、ジム・ブラウン、カリーム・アブドゥル・ジャバー

pic.twitter.com/tlKQeFJP4f

— Jaylen Brown (@FCHWPO) July 31, 2022

キャリアを通してオンコートだけでなく、オフコートでも戦い続けたラッセル。1966年にはレッド・アワーバックの後任としてセルティックスの選手兼ヘッドコーチに就任し、米プロスポーツ史上初のアフリカ系アメリカ人HCとなった。

ビル・ラッセルは、後の黒人アスリートたちが躍動するための道を切り開いたレジェンド中のレジェンドだ。

参考記事:「ESPN」

ザイオン・ウィリアムソンの新契約、134kgを超えると減額の体重制限条項付きか トレイ&デジャンテ、ホークスの新生デュオがプロアマリーグ試合で無双

Related Posts

ブレイク・グリフィン セルティックス

ブログ

元オールスターのブレイク・グリフィン、1年ミニマムでセルティックスと契約へ

マジック 永久欠番

ブログ

【背番号6】オーランド・マジック、球団史上2つ目の永久欠番が誕生

ビル・ラッセル 追悼

ブログ

レジェンドのビル・ラッセル訃報に新旧のNBAスターから多数の追悼メッセージ

ケビン・デュラント セルティックス

ブログ

セルティックスがKD獲得に関心?ジェイレン・ブラウンをネッツにオファーか

特集

  • 2016年オールスターのスラムダンクコンテストが何度見ても最高すぎる

    2016年オールスターのスラムダンクコンテストが何度見ても最高すぎる

    2021年9月1日
  • NBAで最も多くのブザービーターを決めた選手は誰?

    NBAで最も多くのブザービーターを決めた選手は誰?

    2020年2月19日
  • コービー・ブライアント、永久欠番式典にて「夢とは目的地ではなく旅路」

    コービー・ブライアント、永久欠番式典にて「夢とは目的地ではなく旅路」

    2017年12月20日
  • ドレイモンド・グリーンの万能さが良くわかる守備ポゼッション

    ドレイモンド・グリーンの万能さが良くわかる守備ポゼッション

    2017年5月14日
  • ステフィン・カリーが通算スリー成功数でNBA新記録樹立

    ステフィン・カリーが通算スリー成功数でNBA新記録樹立

    2021年12月16日
  • ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る

    ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る

    2021年10月1日
  • スパーズのポポビッチHC、通算勝利数でNBA歴代コーチ1位に「私個人ではなく我々の記録」

    スパーズのポポビッチHC、通算勝利数でNBA歴代コーチ1位に「私個人ではなく我々の記録」

    2022年3月13日
  • ベスト・オブ・NBA:デマー・デローザンのフットワーク

    ベスト・オブ・NBA:デマー・デローザンのフットワーク

    2017年9月10日
  • レブロンのバスケットボールIQの高さが良く分かる30秒間

    レブロンのバスケットボールIQの高さが良く分かる30秒間

    2017年6月12日

NEW

  • クリス・ポール ウォリアーズウォリアーズ新加入のクリス・ポール、移籍後初会見でしわくちゃのユニフォームを渡される
  • デイミアン・リラード トレード 2023デイミアン・リラード、もしトレードされるなら「マイアミかブルックリンがいい」
  • スパーズ 1位指名スパーズがウェンビー争奪戦に大勝利、2023NBAドラフト1位指名権獲得!!
  • ヨキッチ 53得点センターとしてプレイオフ史上2人目の50得点超え、ヨキッチが快挙達成も勝利ならず
  • 動物 NBA2023NBAプレイオフ第1ラウンド:動物系チームが全滅
  • ジミー・バトラー 56得点ジミー・バトラーが自己ベスト56得点、ヒートのプレイオフ球団新記録を樹立
  • マルコム・ブログドン シックスマンセルティックスのマルコム・ブログドンが2022-23シックスマン賞受賞
  • ドレイモンド・グリーン 出場停止 2023サボニス踏みつけたドレイモンド・グリーン、1試合の出場停止処分へ
  • ウルブズ ヒート 2023ウルブズとヒートが8位シードで2023プレイオフ進出へ
  • マブス 敗退スターデュオ不発、マブスが4年ぶりのレギュラーシーズン敗退へ

ポピュラー

  • 【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
    【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
  • 歴代NBAのレジェンドすぎる記録とかスタッツとか
    歴代NBAのレジェンドすぎる記録とかスタッツとか
  • バスケ界の伝説 ウィルト・チェンバレンの「100点ゲーム」はこうして生まれた
    バスケ界の伝説 ウィルト・チェンバレンの「100点ゲーム」はこうして生まれた
  • 【鈴が鳴る】これぞNBA流クリスマスソングの演奏会
    【鈴が鳴る】これぞNBA流クリスマスソングの演奏会
  • 【天才=努力】「なぜコービーはすごいのか?」がよく理解できる裏話10個
    【天才=努力】「なぜコービーはすごいのか?」がよく理解できる裏話10個
  • カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
    カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
  • ニックスとマジックが1クォーターにおけるNBA歴代最低得点を記録
    ニックスとマジックが1クォーターにおけるNBA歴代最低得点を記録
  • NBAスターのかわいらしい子供時代の写真18枚
    NBAスターのかわいらしい子供時代の写真18枚
  • キングス、トレードでサボニス獲得のため若手ホープのタイリース・ハリバートン放出
    キングス、トレードでサボニス獲得のため若手ホープのタイリース・ハリバートン放出
  • OKCエースのシェイ・ギルジアス・アレクサンダー、左ひざ靭帯の怪我でキャンプ欠席へ
    OKCエースのシェイ・ギルジアス・アレクサンダー、左ひざ靭帯の怪我でキャンプ欠席へ

ランダム

  • ルディ・ゴベール キャリアハイルディ・ゴベールがFG成功率93%でキャリアハイ35得点
  • イアン・クラーク ペリカンズイアン・クラーク、ペリカンズと契約合意へ
  • クリッパーズ 大逆転クリッパーズが歴史的な大逆転、ウォリアーズ撃破でシリーズイーブンに
  • ロバート・ウィリアムズ ひざ絶好調のセルティックスに大打撃、守備の要のウィリアムズが半月板損傷で離脱へ
  • テイタム ブザービーター 2022テイタムが終了ブザーと同時に逆転レイアップ、セルティックスがシリーズ初戦勝利

アーカイブ

About

  • Home
  • Privacy Policy
  • About

NBAサイト&ブログ

  • Bulls Fan in Japan (シカゴ・ブルズのファンサイト)
© TunaDrama 2025
Powered by WordPress • Themify WordPress Themes