チャニング・フライがキャブス復帰へ
レブロン・ジェイムスと入れ代わる形で、大ベテランシューターがクリーブランドに戻って来る。
Yahoo Sportsによると、FAのチャニング・フライが現地14日、クリーブランド・キャバリアーズとの契約に合意。契約内容は1年/240万ドルとなる模様だ。
2016年2月にトレードでキャブスに加入したフライは、2シーズン半で7.5得点、スリー成功率39%を平均し、2016年にはキャブスの初優勝に大貢献。2017-18シーズンのトレードデッドラインで、アイザイア・トーマスと一緒にロサンゼルス・レイカーズへと放出されたばかりだった。
共にプレイした期間はそれほど長くないが、ケビン・ラブはフライのチーム復帰がよほど嬉しいのだろう。報道から間もなく、ラブはレブロン・ジェイムスの「I’m coming home」(2014年のキャブス帰還発表)をフォトショしたコラ画像を自身のインスタグラムに投稿している。
来季キャブスがどの方向に進もうとも、フライの獲得はチームにとってプラスになるはず。フライは若手選手たち、特に新人のコリン・セクストンにとって良きメンターとなれる大ベテラン選手で、さらに来季から球団の新エースとして責任が増すラブにとっても、親友の加入は心強いだろう。
またフライは人望も厚く、ロッカールームで選手たちの気持ちを一つにできるムードメーカーでもある。『SI』のLee Jenkins記者によると、フライが2016年2月にキャブスに加入した当初は、チームがあまりまとまっておらず、選手たちは“いくつかのグループ”に分かれていたとのこと。そんなチームの状況を知ってか知らずか、フライはチームメイト全員を食事に誘ったり、全員とグループメッセージでやり取りしたりしながら、チームの壁をなくしていき、最終的にキャブスはロスター15人で夕食に出かけるようになったという。
絶対的エースを再び失ったキャブスがどんなチームになるのか注目したい。
Image by Erik Drost
参考記事:「Yahoo Sports」