ステフィン・カリーがキャリア3P成功数でコービー超え
ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが、現地2日にユナイテッド・センターで行なわれたシカゴ・ブルズ戦で、キャリア1828本目のスリーポイントシュートに成功。昨季に引退したレジェンドのコービー・ブライアントをわずか8シーズンで追い抜き、レギュラーシーズン通算3P成功数で歴代11位に浮上した。
▼3P成功数ランキング7位~12位
プレイヤー | 3P | |
7 | ビンス・カーター | 2013 |
8 | ジェイソン・キッド | 1988 |
9 | ジョー・ジョンソン | 1903 |
10 | チャンシー・ビラップス | 1830 |
11 | ステファン・カリー | 1828 |
12 | コービー・ブライアント | 1827 |
スプラッシュブラザーズが不調
コービー超えを達成したカリーだが、2日のブルズ戦では23得点、5スティール、5アシストをあげながらもアウトサイドショットが不振で、11本中9本のスリーに失敗。さらにここ3試合ではスリー31本中4本の成功とミニスランプに陥っている。たかが3試合とはいえ、近年のカリーがここまで大きく調子を落としているのは初めてかもしれない。
「スリーを打ち続ける理由は、決められると信じているから。キャリアを通してずっとそうやってきた。3試合だけでそれを変える気はない」
– ステフィン・カリー
また同じタイミングで、クレイ・トンプソンもリズムを崩しており、ブルズ戦では3P11本中成功がわずか1本。スプラッシュブラザーズは過去3試合でスリー64本中11本に終わっている。
GSWは2015年以来初の連敗
両チームとも外のシュートが決まらず、ロースコアな展開となった2日の試合は、ブルズが1点ビハインドで迎えた第4Q残り3分から10-2のランでクラッチタイムの攻防を制し、94-87で勝利。ジミー・バトラーが22得点、ボビー・ポーティスが17得点/13リバウンドのダブルダブルを記録してチームを牽引した。なおブルズは、TNTの全米中継の試合で18連勝をあげている。
一方のウォリアーズは、これで1日のウィザーズ戦から2連敗。レギュラーシーズンで連敗を喫したのは、2015年4月のスパーズ戦/ペリカンズ戦以来初で、147試合ぶりだ。
昨季は圧倒的なクラッチパフォーマンスで数々の接戦をものにしたウォリアーズだが、今季は終盤での勝負強さが薄れている印象。クラッチタイムの+/-スタッツ(残り時間5分以下/5点差以内の時間帯での得失点差)では、昨季が合計144分で+110点だったのに対し、今季は合計80分でわずか+9点となっている。
Image by Keith Allison
ボックススコア:「NBA」