リラードが今季5度目の50得点超え、PORは8位まで0.5ゲームに接近
ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードが、現地9日に行われたフィラデルフィア・76ers戦でゲームハイの51得点をマーク。チームを124-121での勝利に導いた。
この日のリラードは、40分の出場で28本中16本のフィールドゴールと16本中15本のフリースローに成功。特にリム周辺でのFGが10本中9本成功と絶好調で、試合序盤から鋭いドライブで76ersの守備陣を切り崩しまくった。
▼第4Qにはピリオド18得点!
76ersは、オールスターのベン・シモンズが膝の怪我で戦線離脱中。さらに同日の試合では、第1Qに大黒柱のジョエル・エンビードが足首負傷で途中退場した。
そんな満身創痍の76ers相手に、必要以上の苦戦を強いられた今日のブレイザーズだったが、5点ビハインドで迎えた第4Q後半の勝負所で“Dame Time”が発動。クラッチタイムでのリラードは、積極的にインサイドを攻めてフリースローを稼ぎつつ、残り時間2分台には4点プレイと3Pショットを連続で決めて試合をひっくり返した。
▼ショットチャート
シーズン5度目
リラードが今季に50得点以上を記録したのは今回で5度目。1シーズンに5回以上の50点ゲーム達成は、史上8人目の快挙だ。他の7人は、ウィルト・チェンバレン、マイケル・ジョーダン、コービー・ブライアント、ジェイムス・ハーデン、リック・バリー、エルジン・ベイラー、カリーム・アブドゥル・ジャバーと、そうそうたる顔ぶれとなっている。
またリラードにとっては、キャリア通算10回目の50得点超え。歴代NBAで二桁の50点ゲームを達成した選手は、リラードの他に以下の9人しかいない。
プレイヤー | 50点ゲーム | |
---|---|---|
1 | ウィルト・チェンバレン | 118回 |
2 | マイケル・ジョーダン | 31回 |
3 | コービー・ブライアント | 25回 |
4 | ジェイムス・ハーデン | 23回 |
5 | リック・バリー | 19回 |
6 | エルジン・ベイラー | 17回 |
7 | レブロン・ジェイムス | 12回 |
8 | アレン・アイバーソン | 11回 |
9 | カリーム・アブドゥル・ジャバー | 10回 |
MEMまで0.5ゲーム
これでブレイザーズは、シーズン成績を33勝39敗に更新。同日にメンフィス・グリズリーズが敗北(33勝38敗)したため、8位シードまで0.5ゲーム差に詰め寄った。
両チームとも残りレギュラーシーズンは2試合。ブレイザーズはシーズントータルでグリズリーズよりも1試合多くプレイしているため、両者の間にタイブレークは存在しない。
ブレイザーズが最終的に8位シードとしてプレイインに出場するためには、残り2試合でグリズリーズよりも+1勝をあげるのが絶対条件となる。
シクサーズに大打撃
現地メディアの報道によると、76ersのベン・シモンズは膝の手術のためにバブルを離脱する予定とのこと。シモンズの復帰時期については今のところ不明だが、ESPNが関係者から得たという情報によれば、もし今季中に戻ってこれるとしてもプレイオフ終盤になる見込みだという。
ボックススコア:「NBA」