デイミアン・リラード、「シーズン再開」や「Dame Time」を語る
新型コロナの影響でNBAがロックダウンしてからそろそろ1カ月。事態が収束する気配はなく、リーグ再開に関して全く先のが見えないのが現状だ。
もし2019-20シーズンが再開するとしても、どんな形になるのかは分からない。もちろん復帰時期にもよるが、そのままプレイオフ突入になるのか、それとも中断したところから再スタートするのか?
NBA休止が決まった時点でウェスト9位につけていたポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードは、残りのスケジュールをすべて消化すべきだと考えている様子。リラードは先日、「Inside the NBA」のホストを務めるアーニー・ジョンソンとのビデオインタビューに応じ、シーズン再開について次のようにコメントした:
「レギュラーシーズンを最後までプレイするのが公平だと思う。ブレイザーズは9位シードで、しかもシーズン残り15~16試合が他よりもイージーなスケジュールだったからね。一方で、8位シードにいるチーム(グリズリーズ)は最もタフなスケジュールが残っていた。だから僕たちからすれば、そのままプレイオフに突入するなんてとんでもない」
ブレイザーズはロックダウンの時点で29勝37敗。8位のメンフィス・グリズリーズとは3.5ゲーム差だった。
リラードの言う通り、3月半ば以降のブレイザーズは比較的イージーなスケジュールで、勝率5割以上のチームとの対戦は残り16試合中7試合。対するグリズリーズは、残り17試合中、勝ち越しチームとの対戦が11試合だ。しかもブレイザーズとグリズリーズは直接対決を2試合残していたので、ブレイザーズが巻き返すチャンスは十分にあっただろう。
リラードは他にも、自身の代名詞である「デイム・タイム」についても語った。
Dame Time
「勝負所では、『必ず上手くいく』と自分自身に言い聞かせている。『勝利を呼び込むんだ。ここで試合を終わらせる』とね」
「僕はコート上でもウエイトルームでも、納得いくまで一生懸命努力している。それからすべての人たちに対して真摯に接している。もちろん僕は完璧な人間じゃない。でも成功のチャンスを掴むために、やれることはすべてやっているつもりだ」
「だから正念場に臨む際に、残念な結果に終わるかどうかなんて考えもしない。常に『上手くいく』と思っている。不安や恐れなんてない。失敗なんて怖くないよ。例え失敗に終わったとしても、決して自分の努力が足りなかったわけじゃない。そう考えている。勝負の世界に失敗はつきものだ。僕が勝負所に強いのは、不安や恐れがないからだと思う」
ソース:「Blazers」