ダニー・グリーンが残り0.5秒で決勝ジャンパー
NBAでは現地20日、アムウェイ・センターでトロント・ラプターズとオーランド・マジックが対決。大接戦の末、ラプターズがダニー・グリーンのクラッチショットにより敵地で勝利を手にした。
序盤から好守備を展開してペースを握り、第2Q中盤で最大18点差を奪ったこの日のラプターズだったが、そこから外のシュートがまったく決まらなくなって大失速し、後半開始6分で早くもリードをかき消されてしまう。その後試合は、1ゴール差を巡るシーソーゲームのまま終盤にもつれ込み、残り2.3秒でマジックのエバン・フォーニエが1on1からダンクを叩き込んで同点となるが、最後の最後にグリーンがステップアップ。
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ラプターズの最後のポゼッションでは、エースのカワイ・レナードにショットが託されるかと思われたが、グリーンはサージ・イバカのスクリーンでディフェンダーを振り切ると、カイル・ラウリーからのインバウンドパスを受け取り、残り0.5秒でキャッチ&シュートに成功。ショットが決まる前から、グリーンのゲームウイナーを確信したかのように両手を上げるレナードの姿が印象的だった。
https://twitter.com/Raptors/status/1065067215588741120
スパーズ時代にも何度もクラッチスリーを沈めていたグリーンだが、ブザービーターに近い形でゲームウイニングショットを決めたのは、恐らく今回が初めて。若手時代には、ブザービーターをギリギリの時間切れで取り消されたことならあった。
▼2012年1月
また残り時間2.5秒に3点リードをもたらすスリーを成功させた時もあったが、次のポゼッションで同点弾のミラクルブザービーターを決められていた。
▼2014年12月
この日のラプターズは、ヒーローのグリーンが13得点をあげた他、カワイ・レナードがチームハイ18得点をマーク。今季成績を14勝4敗とし、リーグ首位の維持に成功した。
敗れたマジックは、エバン・フォーニエがゲーム最多の27得点で奮闘している。
ボックススコア:「NBA」