TunaDrama
  • Home
  • ブログ
  • News
  • Video
  • FIBA
  • Twitter
  • Facebook
ダリル・モーリー 退任
2020 10 18

ダリル・モーリーがロケッツのGMを退任

ダリル・モーリー, ロケッツ 0

現地10月15日、ヒューストン・ロケッツはGMのダリル・モーリーが退任することを発表した。

pic.twitter.com/la9U0NzaJG

— Houston Rockets (@HoustonRockets) October 16, 2020

モーリーは2019年3月にロケッツと5年の延長契約を結んだばかり。ESPNによると、今回の退任決定はチームの意思というよりも、モーリー自身が強く望んだものだったという。

モーリーはESPNのインタビューで、次のようにコメントしている:

「私にとって都合の良いタイミングだった。私の末男が高校を卒業したばかり。今後の家族との過ごし方などを考える上で、ちょうどいいタイミングだと思った」

球団オーナーのティルマン・ファティータによれば、モーリーは以前から「ずっとここにいるつもりはない。いつか東海岸に戻るつもりだ」と話していたそうだ。

モーリーが正式に退任するのは、2週間後の11月1日。それまでは、継続してFAやチームの次期HC探しでフロントオフィスの指揮を執る。

また報道によれば、現ロケッツ球団副社長のラファエル・ストーンがモーリーの後任を務めることになるそうだ。

モーリー・ボール

モーリーは2007年にロケッツのGMに就任。そこからロケッツは13シーズン連続で勝率5割以上を記録する成功を収め、リーグ制覇こそ成らなかったものの、2015年と2018年にはウェスタンカンファレンス進出を果たしている。

モーリーの最大の功績と言えば、後のMVPであるジェイムス・ハーデンをチームに加えた2012年のトレード。

その後もクリス・ポールやラッセル・ウェストブルックのトレードなど、将来のアセットを次々と手放す見返りにハーデンの相棒になれそうなスター選手を獲得する大胆な人事を決行して、優勝を狙えるチーム作りに励んだ(クリス・ポールのトレード放出に関しては最後まで反対していたらしいが)。

さらにチームのプレイスタイルにおいても、モーリーの影響力は大きい。

近年のロケッツは、ミドルレンジからのショットを可能な限り排除して、 “スリーorリム” を徹底するかなり極端なオフェンスを展開。データ分析から得点効率を追求するこのスタイルは、「モーリー・ボール」と呼ばれている。

▼2019-20ロケッツのショットチャート

2018年

モーリーGM下におけるロケッツのピークは、クリス・ポール加入1年目の2017-18シーズンだ。

この年のロケッツは、レギュラーシーズンで球団史上最高の65勝17敗を記録。プレイオフでも順当に勝ち進み、2018ウェスト決勝ではゴールデンステイト・ウォリアーズ相手に第5戦終了時で3勝2敗のリードと、ファイナル進出に王手をかける。

NBA史上最強チームの一つに数えられる2018ウォリアーズをロープ際まで追い詰めた当時のロケッツだったが、第5戦終盤にクリス・ポールがハムストリング負傷で戦線離脱。

さらに第7戦では前半に二桁リードを奪取しながらも、第2Q中盤から27本の3ポイントショットに失敗と、スリーを打ちまくる“モーリー・ボール”が完全にバックファイアーしてしまい、優勝のチャンスを逃すこととなった。

今後のロケッツは?

今季のロケッツは大きな賭けに出た。

まずオフシーズンに、クリスポールとドラフト1巡目指名権2つ、ドラフト指名権スワップ2つをトレード放出し、オクラホマシティ・サンダーからラッセル・ウェストブルックを獲得。

さらに2月のトレードデッドライン直前には、ロバート・コビントン獲得のために先発センターのクリント・カペラと2020ドラフト1巡目指名権を放出。短所を補強するのではなく長所をさらに伸ばす形で、究極の“スモールラインアップ”に全振りした。

PJ・タッカーをメインのセンターに起用する“マイクロ・ボール”に移行してからのロケッツは、かなり好調だった。特にラッセル・ウェストブルックが、常に5アウトの布陣で伸び伸びとプレイできていた印象だ。

だがバブルでのプレイオフでは、持ち前の得点力が大きく低下。サンダーとの第1ラウンドでは第7戦に及ぶ接戦の末に、ギリギリでシリーズを突破するも、ウェスト準決勝ではアンソニー・デイビスをフロントコートに有するロサンゼルス・レイカーズに圧倒され、シリーズ1勝4敗で惨敗した(リバウンドトータルでは227-163でレイカーズ圧勝)。

ロケッツは来季以降もマイクロ・ボールのスタイルを維持していくのか?今オフFAでの動向に注目したい。

参考記事:「NBA」

ラジョン・ロンド、オプション破棄で今季フリーエージェントに ラプターズとネッツが2020-21シーズンのユニフォーム公開

Related Posts

クリスチャン・ウッド トレード

ブログ

マブスがビッグマン補強、ドラフト26位指名権放出でセンターのクリスチャン・ウッド獲得へ

ジェイレン・グリーン 3試合連続

ブログ

ドラ2のジェイレン・グリーンが絶好調、3試合連続で30得点超え

レイカーズ アウェイ9連敗

ブログ

レイカーズがアウェイ9連敗、2016-17シーズン以来最長

ヤニス ロケッツ 連勝

ブログ

今季3度目の40得点DDでロケッツの連勝止めたヤニス、通算ブロック数で球団歴代1位に

特集

  • ケビン・ラブ 「誰もが何かを抱えている」

    ケビン・ラブ 「誰もが何かを抱えている」

    2019年12月19日
  • グリズリーズ背番号22のデズモンド・ベイン、2月2日の試合で「2」に愛されまくる

    グリズリーズ背番号22のデズモンド・ベイン、2月2日の試合で「2」に愛されまくる

    2022年2月4日
  • ドレイモンド・グリーンの万能さが良くわかる守備ポゼッション

    ドレイモンド・グリーンの万能さが良くわかる守備ポゼッション

    2017年5月14日
  • ベスト・オブ・NBA: ウォリアーズの「サイクロン」

    ベスト・オブ・NBA: ウォリアーズの「サイクロン」

    2017年10月18日
  • ステフィン・カリーがプレイオフ含むキャリア3P成功数で歴代首位に浮上

    ステフィン・カリーがプレイオフ含むキャリア3P成功数で歴代首位に浮上

    2021年11月15日
  • ベスト・オブ・NBA:デマー・デローザンのフットワーク

    ベスト・オブ・NBA:デマー・デローザンのフットワーク

    2017年9月10日
  • 2019-20NBAアワード予想その2: DPOYとオールディフェンシブチーム

    2019-20NBAアワード予想その2: DPOYとオールディフェンシブチーム

    2020年7月5日
  • 2016年オールスターのスラムダンクコンテストが何度見ても最高すぎる

    2016年オールスターのスラムダンクコンテストが何度見ても最高すぎる

    2021年9月1日
  • ベスト・オブ・NBA: ニコラ・ヨキッチの多彩なパス

    ベスト・オブ・NBA: ニコラ・ヨキッチの多彩なパス

    2017年10月14日

NEW

  • クリス・ポール ウォリアーズウォリアーズ新加入のクリス・ポール、移籍後初会見でしわくちゃのユニフォームを渡される
  • デイミアン・リラード トレード 2023デイミアン・リラード、もしトレードされるなら「マイアミかブルックリンがいい」
  • スパーズ 1位指名スパーズがウェンビー争奪戦に大勝利、2023NBAドラフト1位指名権獲得!!
  • ヨキッチ 53得点センターとしてプレイオフ史上2人目の50得点超え、ヨキッチが快挙達成も勝利ならず
  • 動物 NBA2023NBAプレイオフ第1ラウンド:動物系チームが全滅
  • ジミー・バトラー 56得点ジミー・バトラーが自己ベスト56得点、ヒートのプレイオフ球団新記録を樹立
  • マルコム・ブログドン シックスマンセルティックスのマルコム・ブログドンが2022-23シックスマン賞受賞
  • ドレイモンド・グリーン 出場停止 2023サボニス踏みつけたドレイモンド・グリーン、1試合の出場停止処分へ
  • ウルブズ ヒート 2023ウルブズとヒートが8位シードで2023プレイオフ進出へ
  • マブス 敗退スターデュオ不発、マブスが4年ぶりのレギュラーシーズン敗退へ

ポピュラー

  • カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
    カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
  • 【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
    【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
  • 【ハイライト】アレン・アイバーソンがタロン・ルーを跨ぐ、2001年ファイナル
    【ハイライト】アレン・アイバーソンがタロン・ルーを跨ぐ、2001年ファイナル
  • ニックスとマジックが1クォーターにおけるNBA歴代最低得点を記録
    ニックスとマジックが1クォーターにおけるNBA歴代最低得点を記録
  • ポール・ジョージ、ピストンズ戦で超ディープなスリーポイントに成功
    ポール・ジョージ、ピストンズ戦で超ディープなスリーポイントに成功
  • 「アイバーソン永久欠番」に対するNBA選手たちの反応
    「アイバーソン永久欠番」に対するNBA選手たちの反応
  • 【動画】ラン&ガンの完成形!!00年代サンズのオフェンス
    【動画】ラン&ガンの完成形!!00年代サンズのオフェンス
  • 2017ルーキーアンケート:現役選手の1番人気はレブロン
    2017ルーキーアンケート:現役選手の1番人気はレブロン
  • クリス・ポールがウィザーズ戦でダンク2発!!クリッパーズベンチは爆発
    クリス・ポールがウィザーズ戦でダンク2発!!クリッパーズベンチは爆発
  • NBAで最も多くのブザービーターを決めた選手は誰?
    NBAで最も多くのブザービーターを決めた選手は誰?

ランダム

  • %e3%82%a6%e3%83%ab%e3%83%96%e3%82%ba-%e9%80%86%e8%bb%a2ウルブズが第4Q残り50秒の7点ビハインドからOTで逆転勝利
  • ルカ・ドンチッチ トリプルダブル 50ルカ・ドンチッチが史上2番目の早さで通算トリプルダブル50回達成
  • デリック・ローズ 骨折デリック・ローズが眼窩骨折で手術へ
  • スコッティ・バーンズ 新人王4位指名のスコッティ・バーンズが2021-22シーズン新人王、ラプターズ史上3人目の快挙
  • ウォリアーズ ロケッツ 第6戦ウォリアーズが第6戦に圧勝、ロケッツとの決着は第7戦へ

アーカイブ

About

  • Home
  • Privacy Policy
  • About

NBAサイト&ブログ

  • Bulls Fan in Japan (シカゴ・ブルズのファンサイト)
© TunaDrama 2025
Powered by WordPress • Themify WordPress Themes