ディアンドレ・エイトンがプレシーズンデビュー戦で24得点
NBAでは現地10月1日、2018年ドラフトでトップ2を手にしたフェニックス・サンズとサクラメント・キングスが、トーキング・スティック・リゾート・アリーナでプレシーズンゲームを対戦。ゲームを通して一桁点差を争う大接戦の末、キングスが106-102でサンズを撃破した。
この日の試合で最も注目が集まったのは、ドラフト1位指名のディアンドレ・エイトンと2位指名のマービン・バグリー三世の直接対決。個人のパフォーマンスではエイトンに軍配が上がり、30分の出場でゲーム最多の24得点、9リバウンド、3ブロックをあげる大活躍を見せた。
プレシーズンデビューでのエイトンは、スクリーン&ロールやポストアップからインサイドで得点を積み上げながら、ミドルレンジからのソフトタッチも披露。また守備面でも、ペリメーターでの1on1でディアロン・フォックスのスリーをブルックするなどファインプレイを決めた。
一方で、キングス新人のバグリー三世は、ベンチスタートから24分の出場でFG7本中2本成功の7得点と苦戦。ただキングスの1点リードで迎えた第4Q残り40秒に、エイトンのショットをブロックして勝利に大貢献している。
プレシーズン初戦で白星をあげたキングスは、昨季までマブスに在籍していたヨギ・フェレルが、9本中6本のスリー成功から26得点をあげてチームを牽引。この日のデイブ・イェーガーHCの采配で特に印象的だったのは、第2Q序盤に投入した、ポイントガードを4人のビッグマンで囲むウルトラビッグ・ラインアップだろう(フランク・メイソン三世、バグリー三世、スカル・ラビシーレ、ハリー・ジャイルズ三世、ウィリー・コーリー・スタイン。キングスは三世が多い)。
ウォリアーズやセルティックス、ロケッツら強豪チームが多用するスモールラインアップとは真逆の、時代を逆行する布陣で、プレシーズンならではの試験的なユニットだとは思うが、キングスならレギュラーシーズンでもこれをやりそうで怖い。
▼ヨギ
敗れたサンズはエイトンの他、2017年ドラフト4位指名のジョシュ・ジャクソンが17得点、T.J.ウォーレンが16得点を記録。今夏に5年の延長契約を結んだエースのデビン・ブッカーは、手の負傷により戦線離脱している。
ボックススコア:「NBA」