デローザンが第4Q自己ベストの19得点でテイクオーバー、ブルズがレイカーズとの大接戦制す
第4Qの平均得点で今季リーグダントツ首位のデマー・デローザンが、再びクラッチタイムに支配的なパフォーマンスを披露した。
NBAでは現地19日、イースト2位のシカゴ・ブルズとウェスト6位のロサンゼルス・レイカーズがユナイテッドセンターで対決。終盤にリードチェンジを繰り返す大接戦の末、ブルズが115-110で勝利を収めた。
この日のMVPは、安全衛生プロトコルから復帰したばかりのデマー・デローザンで、ゲーム最多の38得点をマーク。特に終盤での活躍が素晴らしく、第4Qに自己キャリア最多となるピリオド19得点をあげ、ブルズの1点ビハインドで迎えた残り時間53秒にはレブロン・ジェームズの上から逆転のプルアップ・ロングツーをねじ込む。
▼勝敗を左右する大事な場面でも、あえてスイッチを要求せず、相手のベストプレイヤーから直接得点を奪いにいく豪胆なスタイル
今季のデローザンは、第4Qに8.2得点(リーグ首位)、FG成功率54%、FT成功率91%を平均中。勝負所で難しいミッドレンジを沈めまくる様子は、往年のコービー・ブライアントを彷彿させる。この日の試合でも、第4Q終盤にデローザンがフリースローラインに立った際には、ブルズ本拠地で「MVP」チャントが鳴り響いた。
「正念場で信頼してもらえるのはとても光栄なことだ。それを当たり前だと思ったことは一度もない。そこでは何物にも代えがたい興奮を味わえる。だからこそ、クラッチタイムにボールを託される度に全力を尽くそうと努力できる。もちろん上手くい時もあれば、上手くいかない時もある。その両方を受け入れるつもりだ」
– デマー・デローザン
▼今季NBAの第4Q得点リーダー
- デマー・デローザン(ブルズ):8.2得点
- ヤニス・アデトクンボ(バックス):7.3得点
- ケビン・デュラント(ネッツ):7.0得点
- コール・アンソニー(マジック):7.0得点
- ジェイソン・テイタム(セルティックス):6.9得点
- レブロン・ジェームズ(レイカーズ):6.7得点
- ザック・ラビーン(ブルズ):6.5得点
同日のブルズはデローザンの他、ニコラ・ブーチェビッチとロンゾ・ボールがそれぞれ19得点。古巣対決だったアレックス・カルーソは17得点で勝利に貢献した。
敗れたレイカーズは、レブロンが31得点/14リバウンド/6アシストで奮闘した。
ボックススコア:「NBA」