マブスオールスターのルカ・ドンチッチが足首負傷で戦線離脱へ
シーズンの約3分の1を終えたところで13勝13敗、1試合の平均得失点差で-1.0点と、いまいちリズムを掴めていない今季のダラス・マーベリックス。今後数試合はさらに苦戦を強いられることになりそうだ。
マブスは現地12月12日、オールスターのルカ・ドンチッチが左足首の負傷により戦線離脱することを発表。同日のOKC戦と13日のホーネッツ戦を欠場することが確定し、15日に予定されているレイカーズ戦も出場未定だという。
ドンチッチが足首を負傷したのは、11月15日に行われたデンバー・ナゲッツ戦。3試合を欠場した後に復帰するも怪我は完治しておらず、その後も痛みを誤魔化しながらプレイしていたが、12月10日のインディアナ・ペイサーズ戦での後半に足首の状態が悪化した模様だ。ドンチッチはペイサーズとの試合後、「第4Qをプレイすべきじゃなかったかもしれない」と足首の怪我についてコメントした。
今季のドンチッチは21試合で25.6得点、8.5アシスト、8.0リバウンドを平均。ルール変更の影響からかフリースリー試投数が大幅に落ちていることに加え(昨季の7.1本から今季は5.5本)、FT成功率とターンオーバー数で自己ワーストの数字。さらにオフシーズンでのコンディション調整に失敗したためか全体的に動きが重く、ドライブでのファーストステップも鈍っている印象だ。
なお今季マブスは、ドンチッチがフロアにいる時間帯(735分)のネットレーティング(100ポゼッションあたりの得失点差)で-5.5点だが、反対にドンチッチがオフの時間帯(518分)は+5.3点。つまり今のマブスはドンチッチが入ったラインアップで大きく負け越している。
他のスーパースターたちのネットレーティングを見てみると、ステフィン・カリーが+16.4点、ニコラ・ヨキッチが+13.4点、ヤニス・アデトクンボが+12.2点といずれもポジティブ。今季ドンチッチのように、オールNBAチームクラスの選手がオン/オフで大幅にマイナスとなるのは珍しい。
今季のマブスがドンチッチのラインアップで派手に負け越しているのは、ドンチッチ自身の低迷に加え、先発ラインアップが上手く機能していない証拠だろう。
参考記事:「ESPN」