ドレイモンド・グリーン、DPOYについて「アル・ゴアも大統領になれなかった」
サンアントニオ・スパーズのカワイ・レナードが、2014-15シーズンのディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー(DPOY)に輝いた。
現在23歳のレナードは、歴代最年少タイでのDPOY受賞。スパーズの選手としては、1991-92シーズンのデビッド・ロビンソン以来となる。また、ファイナルMVPとDPOYの両方を獲得するのは、マイケル・ジョーダン、アキーム・オラジュワンに次いで史上3人目だ。
NBA記者130名による投票結果は、レナードが333ポイント、2位のドレイモンド・グリーンが317ポイント、3位のデアンドレ・ジョーダンが261ポイントという僅差。1位票だけをみると45票対37票でグリーンがリードしたが、2位3位票をより多く獲得したレナードがアワードを受賞することとなった。驚くことに、130人中42人の投票者がグリーンを候補3選手から外している。
この何とも惜しい投票結果を受け、グリーンは悔しさを滲ませながらも、レナードの受賞を称賛するコメントを残した。
「レナードにおめでとうを言いたい。素晴らしいディフェンダーだ。驚異的なディフェンダー。このリーグで彼ほどディフェンスにインパクトを与えられるプレーヤーはいない。だから祝福しよう。この世の終わりというわけじゃないんだ。(大統領選挙の)一般投票数で勝利したアル・ゴアも、大統領になれなかった。だからDPOYを受賞できなかったことでくよくよ悩んだりはしない。もっと大きなゴールがある。ゴールはチャンピョンシップを勝ち取ることだ」
「がっかりしたかって?イエスだ。でも怒っているか?ノーだ」
– ドレイモンド・グリーン
アル・ゴアは、2000年に民主党候補としてアメリカ大統領選挙に出馬した政治家。一般投票では共和党候補のジョージ・W・ブッシュを総獲得票数で上回ったが、惜しくも落選している。
Image by The Digital Story/Flickr
参考記事:「CSN BayArea」