【ハイライト】ドレイモンド・グリーン、フリースローで奇跡の珍プレイ
こちらは、現地5月23日にダラスで行われた2022ウェスタンカンファレンスファイナル第4戦からのワンシーン。
ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが、第3Q中盤にフリースローラインから奇跡を起こす。
グリーンが放ったボールは、リムのフロントとバックに当たって回転が絶妙に相殺され、シリンダーの上で何度か跳ねた後に停止。リングとバックボードの間にボールが挟まる“ウェッジー”はたまにあるが、こんな風にリムの根元でピタッと止まるパターンは初めて見た!
ウォリアーズとマブスの第4戦ではグリーンのフリースローの他にも、いくつかイレギュラーなアクシデントが発生。まずは、ハーフタイム中にマブス本拠地アリーナの天井から雨漏りしたため、後半開始が少し延期となる。
▼鬼の形相で一部始終を見守るマブスオーナーのマーク・キューバン
そして極めつけは、ウォリアーズのサードユニットによる第4Qの巻き返しだ。
試合は、第3Qを終えたところでマブスの29点リード。その時点でウォリアーズのスティーブ・カーHCはスターター全員をベンチに下げ、新人2人(クミンガとムーディー)とネマニャ・ビエリツァ、デイミオン・リーを含むガベージタイム用のラインアップを投入する。
すでにマブスの勝利が99%決まっていた状況であり、両チームとも主力を温存したまま最後の12分間を消化するだろうと予想されたが、そこからウォリアーズのサードユニットが一桁点差にまで迫る怒涛の猛反撃を仕掛け、マブスファンに冷や汗をかかせた。
第4Qのウォリアーズは、ゾーンディフェンスでマブスオフェンスを封じ込めながら、ピリオド開始4分で15-2のランを展開。マブスは慌ててエースのルカ・ドンチッチをフロアに戻すも、ウォリアーズの勢いは止まらず。残り時間3分20秒には、ウォリアーズ新人コンビの3連続スリーにより8点差となる。
ウォリアーズは、このタイミングでステフィン・カリーやクレイ・トンプソン、アンドリュー・ウィギンスら主力をフロアに投入。NBAプレイオフ史に残る大逆転勝利を本気で狙いに行く。
対するマブスは、終盤で予想だにしないピンチに立たされるも、そこからドンチッチがドライブでゾーンディフェンスを攻略し、ウォリアーズのランをストップ。すぐにリードを二桁に戻して逃げ切った。
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