ドワイト・ハワードがウィザーズ移籍か
ブルックリン・ネッツとしてのドワイト・ハワードは、移籍からわずか半月で終わりを迎えることとなった。
『The Athletic』のJared Weiss記者によると、ハワードとネッツは現地7月4日に契約のバイアウトで合意。これでFAとなるハワードは、ウェイバー期間が終わり次第、ミッドレベル例外条項でワシントン・ウィザーズと契約を結ぶつもりだという。
キャリア14シーズン目だった昨季をシャーロット・ホーネッツでプレイしたハワードは、NBAで8年ぶりとなる30/30(32得点、30リバウンド)をマークするなどインパクトを残し、81試合の出場で16.6得点、12.5リバウンドを平均。6月20日に、ティモフェイ・モズゴフとのトレードでホーネッツからネッツに移籍することが決まったが、その翌日にはESPNの取材で「バイアウトを要求したい」とコメントしていた。
『New York Post』によれば、ネッツサイドも最初からハワードを来季ロスターにキープするつもりはなかったのだという。
一方で、6月26日にロサンゼルス・クリッパーズとのトレードで、マーチン・ゴータットを放出したばかりのウィザーズは、ちょうど先発センターを探していたところ。ハワードが理想的なフィットとは言えないかもしれないが、リーダーのジョン・ウォールがシーズン最後のインタビューで必要だと話した「アスレチックなビッグマン」に当てはまる選手だ。今年で33歳になるハワードは、3季連続でDPOYに輝いた全盛期のころと比べると身体能力がだいぶ衰えてはいるが、調子のいいときは今でもこんな怪物ダンクができる。
ここ数年のハワードは、どのチームに行っても「ケミストリーを乱す選手」と言われてきたため、ウィザーズでもウォールやマーキーフ・モリス、ケリー・ウーブレらと衝突する可能性があるが、先発レベルのセンターをMLEで獲得できただけでも良しとすべきかもしれない。
なおホーネッツとネッツのトレード自体がまだ正式に成立していないため、ネッツとのバイアウトやウィザーズとの契約は今のところ口頭合意という形。モラトリアム期間が終わる現地6日以降にすべてのトランザクションが正式なものとなる。
Image by Keith Allison
参考記事:「Yahoo Sports」