ドウェイン・ウェイドが選ぶ歴代NBAベスト5
昨季限りで現役引退したマイアミ・ヒートのレジェンド、ドウェイン・ウェイドが現地17日、米スポーツメディア「Bleacher Report」主催のAMA(何でも聞いて)に参加し、ファンからの様々な質問に答えた。
そこでウェイドは、こういった選手とファンとのQ&Aで必ず飛び出す「あなたが考える歴代トップ5選手を教えて」という質問にも回答。マイケル・ジョーダン、レブロン・ジェイムス、コービー・ブライアント、アレン・アイバーソン、シャキール・オニールの5人を挙げた。
「僕のリストは何度も変わっている。5人を選ぶのは難しいよ。一番好きな選手はMJ。次にレブロンだ。それからコービー・ブライアントにアレン・アイバーソン。あと一人を選ぶとすればシャックかな」
5人ともがNBA史を代表するレジェンド。アレン・アイバーソンだけは優勝経験がなく、他の四人と比べて選手としての実績は少ないが、カルチャー面でバスケットボールに与えたインパクトや影響力は計り知れない。
またウェイドは、ジョーダンを一番好きな選手とした理由について次のようにコメントしている:
「僕はジョーダンが6回優勝するのを見ながら育った。最も印象深いのは、彼が初優勝した1991年。当時の僕は9歳。地元のチームであるシカゴ・ブルズが優勝する姿は、僕に未来像を与えてくれた。『これこそが生涯をかけてやりたいことだ』とね」
2003年ドラフト5位指名のウェイドは、キャリア16シーズンで22.0得点、5.4アシスト、1.5スティールを平均。通算得点やアシスト、出場試合数、スティールなどでヒートの球団記録を保持しており、3度の優勝や13回のオールスター選出など数々の功績をあげた。ジョーダンとコービーに次ぐNBA歴代3位のシューティングガードと各地で評価されている。
ウェイドQ&A
Q:現役選手の中でダンクを叩き込みたい選手は?
「間違いなくレブロン・ジェイムスだ。彼とは親友だから。それを僕のレガシーの1つとして刻みたいね。もし昨シーズンに彼をポスタライズできていたなら、僕はテクニカルファウルをコールされるほど喜んでいただろう」
Q:どうしてアーロン・ゴードンのダンクに9点を付けたの?
「9点が正しい評価だと思ったからだよ。9点は決して悪くない点数だ。9点が相応しいと思った。(タッコ・フォールを)完全に飛び越えていなかったからさ。今でもダンクコンテストのことが話題になるのか…。1カ月以上前のことなのに。ジャッジとしての仕事をしたまでだ」
Q:タッコ・フォールの上からダンクできると思う?
「全盛期ならもちろん」
Q:お気に入りの若手選手は?
「何人かいる。トレイ・ヤングにルカ・ドンチッチ、ドノバン・ミッチェル、ディアンジェロ・ラッセル。NBAの未来は明るい」
Q:歴代レジェンドで一緒にプレイするなら誰?
「マイケル・ジョーダン」
Q:自分のキャリアで最高の試合もしくはプレイは?
「ダブルOTに及んだブルズ戦で決めた片足でのゲームウイナー。スコアラーズ・テーブルに登ったあれ」
Q:お気に入りのユニフォームは?
「マーケット大のユニフォーム。初めて僕の名前が背中にプリントされたユニフォームだからね。ブルー&ゴールドの配色も好き。当時は何時間もそのユニフォームを眺めていたものさ」
Q:初めて優勝した時はどんな気分だった?
「最高だよ。あれほど大きなことを成し遂げたのは初めてだったから。10代の頃はいろいろなスポーツをプレイしたけど、優勝した経験はなかった。NBA2年目でそれを達成できて、僕はさらにハングリーになった。学生の頃よりもハングリーになったよ。最高の気分だった」
参考記事:「Bleacher Report」