ドラ1のアンソニー・エドワーズが42得点、ウルブズがサンズを撃破
「我々の未来の成功はここから始まる」、ミネソタ・ティンバーウルブズのクリス・フィンチHCは試合後にそう宣言。ウルブズの将来的なポテンシャルをひしひしと感じる試合だった。
ウルブズは現地18日、ドラ1コンビの大活躍により、敵地で行われたフェニックス・サンズ戦に123-119で勝利。リーグ最下位チームが、ウェスト上位チーム相手に大番狂わせを演じた。
この日の試合では、2020年ドラフト1位指名のアンソニー・エドワーズが、自己最多の42得点をマーク。ルーキーシーズンの19歳225日にして、キャリア最初の40得点超えをクリアした。ESPNによると、レブロン・ジェームズ(19歳88日)とケビン・デュラント(19歳200日)に次ぐNBA史上3番目の若さでの40点ゲームだという。
▼ウルブズのルーキーとして過去最多得点
シーズン序盤は、ホーネッツのラメロ・ボールに今季ルーキーの注目を掻っ攫われ、やや印象が薄かったエドワーズだが、1月終盤にスターターに昇格してからは、19.5得点/5.1リバウンドを平均と、新人選手として上々な数字を記録している。
特に3月に入ってからの6試合では平均28.7得点と、スターレベルのスタッツをマーク。ここ3試合だけで合計105点を獲得した。
最強デュオになれるポテンシャル
この日のウルブズはエドワーズの他、エースのカール・アンソニー・タウンズが41得点、10リバウンド、8アシストのダブルダブルを獲得。タウンズとエドワーズの2選手だけで、チーム得点の約7割となる83点をあげた。
リーグ史上屈指の“シューティング・センター”と言われるタウンズ(キャリア3P成功率39.4%)に、若手時代のドウェイン・ウェイドを彷彿させるスラッシャーのエドワーズ。この2人は、オフェンス面で最高に相性が良い。
同日のサンズ戦でも、タウンズとエドワーズのコンビプレイが第4Qのクラッチタイムをテイクオーバー。それぞれがボールハンドラー/スクリーナーの役割を順番にこなしながら、ピック&ロールやドリブル・ハンドオフからツーマンゲームを展開し、終盤のサンズ守備を破壊した。
▼タウンズの40得点ダブルダブル
現在タウンズが25歳で、エドワーズが19歳。3~4年後に、この2人がリーグ屈指のオフェンシブ・デュオになっている可能性は十分にあると思う。
ボックススコア:「NBA」