ジョエル・エンビード「ドラモンドの頭の中は俺でいっぱい」
今季も相変わらずオン/オフコートの両方で“煽りスキル”を発動させまくっているフィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードだが、デトロイト・ピストンズのアンドレ・ドラモンドに対しては特に辛辣で容赦ない。
エンビードは現地3日、ウェルズ・ファーゴ・センターで行なわれた76ers対ピストンズ戦で39得点、17リバウンドを獲得。マッチアップしたドラモンドを5ファウルに追い込んで圧倒し、シクサーズを109-99での勝利へと導いた。
エンビードはドラモンドに対してよほど思い入れが強いのだろう。試合後、「役立たず」(Bum)というきつい言葉をハッシュタグにしながら、ドラモンドに向けて煽りツイートを発信:
https://twitter.com/JoelEmbiid/status/1058830917836460033
「俺はドラモンドの脳内にたくさんの不動産を所有している。これからもっと拡大するつもりだ」
– ジョエル・エンビード
さらにエンビードは、Twitterでのディスだけでは飽き足りず、インスタグラムストーリーで「今の気分」というキャプションと共にドラモンドがダンスしている動画を配信した。
https://twitter.com/ComplexSports/status/1058844831777255425
エンビードとドラモンドのライバル関係は、今に始まったことじゃない。そもそもの発端となったのは、エンビードが1年前の10月23日の試合後に残した「ドラモンドはまったく守備をしない」というコメント。それに対してドラモンドが「バック・トゥ・バックで試合に出られない選手を相手にしても仕方がない」と発言するなど、2人はメディアを通してオフコートでもトラッシュトーク合戦を繰り広げていた。
そんな2人のバトルは今季にも持ち越され、10月23日に行われたのシーズン最初の直接対決は最高にヒートアップ。エンビードは第4Q終盤にドラモンドに2つ目のテクニカルファウルを犯させて退場させることに成功するも、試合は延長戦の末にピストンズが勝利した。
▼フロップでドラモンドを退場に
なおこの試合の翌日、NBAはエンビードに今季第一号となるフロップ警告を与え、さらにドラモンドの2つ目のテクニカルファウルを撤回している。
ドラモンドは試合後、エンビードのフロッピングについて「エミー賞俳優」とTwitterで揶揄。さらにインスタグラムのコメント欄でも、「あの男はデブでトラッシュトークばかり」と厳しく批判していた。
https://twitter.com/JordanThrilla/status/1055134794500182019
「奴のことなんて気にしていない。もし俺が彼をガードできないというのが本当ならば、なぜ彼は俺が退場すると喜ぶんだ?(今日の試合では)奴がへとへとになるまでシャットダウンしてやったよ」
– アンドレ・ドラモンド
2人とも本気でいがみ合っているわけではなく、トラッシュトークを楽しんでいるようなので、これからもどんどん火花を散らしてほしい。今のNBAには、エンビードとドラモンドのような白熱したライバル関係がもっと必要だと思う。
参考記事:「ESPN」