【MIA vs. IND第4戦】ポール・ジョージ「試合内容では勝っていた」
26日に行われたイースタンカンファレンス・ファイナル第4戦は、マイアミ・ヒートが102対90でインディアナ・ペイサーズに快勝し、ファイナル進出に王手をかけた。
一度も相手にリードを許すことなく、パワーで勝利をつかみ取った王者ヒートだったが、ペイサーズのポール・ジョージはどうも敗北に納得がいかなかった様子。試合後のインタビューで、敗因はフリースローコールの偏りだとコメントした。
「スタッツシートを見たところ、試合内容では僕たちが勝っている。ヒートはフリースローでこの試合をものにした」
– ポール・ジョージ
「僕たちはヒートに負けないくらいアグレッシブにゴールを攻め、インサイドでプレーしていたと思う。今回はホームコートびいきがあったのかもね」
– ポール・ジョージ
ジョージの言う通り、この日のフリースローはヒートが34本なのに対してペイサーズは17本と、大きな差があった。
「(フリースローが)一方にかたよった試合だと士気が失せてしまう。こんなことは言いたくないが、今日はまさにそうだった。僕らは50%の確立でシュートを成功させ、ターンオーバーは13個あたり。リバウンドでも勝った。これで負けるなんてことは滅多にない。すごくいいプレーをしたと思ったが…、だがヒートはフリースローを30本決めた。これが決め手となった」
– ポール・ジョージ
スタッツだけを見ると、ペイサーズのパフォーマンスは悪くなかった。FG成功率49.3%、スリー成功率42.9%で両方ともヒートより高く(FG%=46.4、3pt%=33.3)、リバウンド数も37対34で上回っている。
ただ実際の試合を見た限りだと、ヒートが20点差以上で勝ってもおかしくない内容。フリースローの格差にしても、ペイサーズのディフェンスはゲームを通して一歩遅く、そのためファウルがかさんだ印象だ。
このジョージの言い分に対して、ヒートのレブロン・ジェームズは真っ向から反論。会見の席でスタッツシートをじっくりと眺めた後、的確な言葉でジョージの主張を論破した。
「ヒートのターンオーバーはたったの5つで、スティールは7つ。そしてペイサーズのターンオーバーから20点を奪い取った。フリースローはまったく関係ないよな」
– レブロン
何はともあれ、これでペイサーズはシリーズ1勝3敗の崖っぷちに。ヒートはあと1勝で4年連続のNBAファイナル出場を手にすることになる。
参考記事:「ESPN」