ひざを負傷したバックスのヤニス・アデトクンボ、最悪のシナリオは回避か
左ひざの負傷により、イースト決勝第4戦を途中退場することとなったミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ。不幸中の幸いと言うべきか、とりあえず前十字靭帯の断裂といった重傷は免れた様子だ。
バックスは現地6月30日、アデトクンボのMRI検査の結果を発表。復帰時期は未定で、イーストファイナル第5戦の出場も「疑わしい」とされているが、検査で靭帯や骨など構造的な損傷は見られなかったという。
アデトクンボはホークスとの第4戦後半に左ひざを負傷。当初は今年のプレイオフどころか、来季レギュラーシーズンにも大きく響く深刻な怪我も懸念されていたが、最悪のケースを回避できたようで本当に良かった。
今季プレイオフのアデトクンボは、15試合で28.2得点、12.7リバウンド(リーグ最多)、5.2アシストを平均している。
呪われたシーズン
今年はいくら何でもスター選手の怪我が多すぎる。
アデトクンボがイースト決勝第5戦の出場を断念した場合、今季プレイオフでは合計10人のオールスター選手が怪我により少なくとも1試合を欠場(カワイ・レナード、アンソニー・デイビス、ジェイムス・ハーデン、カイリー・アービング、ジョエル・エンビード、ドノバン・ミッチェル、クリス・ポール、マイク・コンリー、ジェイレン・ブラウン)。
現地メディアによると、1ポストシーズンにおけるオールスターの負傷離脱数としては過去最多だという。このリストには、2021オールスタ選出を逃したトレイ・ヤングやジャマール・マレーは含まれていない。
参考記事:「NBA」