ヤニス・アデトクンボ、NBA史上最高額でバックスと延長契約
これでミルウォーキー・バックスはしばらく安泰だ。
バックスは現地15日、フランチャイズスターのヤニス・アデトクンボと延長契約を結んだことを正式に発表。ESPNによると、契約内容は5年/2億2820万ドル(約236億円)のスーパーマックス。NBA史上最高額での契約となる。
アデトクンボ自身も、Twitterでチームとの延長契約を報告。「ここは僕のホーム、僕の街」とミルウォーキーや球団への愛と感謝の気持ちを綴った。
「今後5年間もミルウォーキー・バックスの一員でいられるなんて、僕は恵まれている。この期間を大切にしよう。ショーは終わらない。さあやろう」
昨季のアデトクンボは、63試合の出場でキャリアハイの29.5得点(リーグ5位)、13.6リバウンド(リーグ2位)、5.6アシストを平均し、2年連続となるMVPを受賞。さらに2020DPOYにも選出され、リーグ最強のツーウェイ選手としてチームを首位に導いた。
同じシーズンにMVPとDPOYの二冠を達成したのは、1988年のマイケル・ジョーダンと1994年のアキーム・オラジュワンに次いで、アデトクンボが史上3人目となる。
なお今季の延長契約成立の期限は12月21日。アデトクンボがそれまでに契約せずにシーズンに突入していたら、来年オフに無制限FAとなっていた。もしそうなっていれば、2016年のケビン・デュラント以来のビッグネームFAとなっていたところだ。
生涯一球団を貫くスーパースターがレアな存在になっている近年のNBA。スモールマーケットで優勝を目指す道を選んだ今回のアデトクンボの決断を、いちNBAファンとして嬉しく思う。
参考記事:「ESPN」