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ウォリアーズ クリッパーズ
2015 11 20

ウォリアーズが23点ビハインドからクリッパーズに大逆転勝利

13連勝, ウォリアーズ, クリッパーズ 2

現地19日にステイプルズ・センターで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対ロサンゼルス・クリッパーズ戦は、ウォリアーズが23点差をひっくり返して124-117で勝利。シーズン開幕からの連勝記録を13に伸ばした。

この日は、3試合ぶりに戦線復帰したクリス・ポールが、開始から8分間で18得点、4アシストを挙げる絶好調のスタート。ブレイク・グリフィンも最初の12分間で12得点と活躍し、クリッパーズは第1QにFG成功率70%の圧倒的なオフェンスで主導権を握る。

一方のウォリアーズは、序盤からステファン・カリーとドレイモンド・グリーンがファウルトラブルに陥り大苦戦。最初のクォーターだけでクリッパーズに41点を許し、第2Q中盤にはチームにとって今季最大となる23点差を奪われた。

▼CP3、第1Q18得点

しかしここからウォリアーズがじわじわと追い上げを開始する。

クリッパーズの連続テクニカルファウルやハリソン・バーンズのラッキーショットなどで徐々に流れが変わり始め、ハーフタイムで68-54の14点差。

https://twitter.com/BR_NBA/status/667569452158861312

さらに第3Qには、グリーンがクォーター終了のブザーと同時にスリーを沈め、6点差にまで詰め寄った。

第4Qに入ると、クリッパーズが相手のターンオーバーからフィールドゴールを重ね、残り時間6分で再びリードを二桁に拡大。リズムを失いかけていたウォリアーズだが、グリーンをセンターに置くスモールラインアップに切り替えると、一気にオフェンスが爆発した。

ウォリアーズはラスト5分30秒で、7つのアシストから5本のスリーを含む8本中7本のフィールドゴールに成功。25-8のランで逆転勝利を決めた。

昨季ファイナルでもシリーズの流れを変えたカリー/トンプソン/イグダーラ/バーンズ/グリーンのラインアップは強すぎる。ディフェンス面でも、前半にあれほど苦しめられたCP3とグリフィンのミドルレンジゲームを効果的に守り、クラッチタイムでのクリッパーズのフィールドゴール成功数を12本中3本に抑えた。

クリッパーズもアウトサイドシュートの連発で対抗しようとしたが、スリーポイントの打ち合いでウォリアーズに敵うはずがない。最後は完全に相手のペースに飲み込まれてしまった。

Q1 Q2 Q3 Q4
GSW 25 29 31 39 124
LAC 41 23 27 26 117

▼GSWの前半(左)/後半(右)ショットチャート

GSWショットチャート

ウォリアーズは、カリーがゲームハイの40得点と11リバウンドをマーク。スリー6本を含む22本中11本のFG成功と、得点面では引き続き素晴らしいパフォーマンスをみせたが、その一方で序盤からターンオーバーやファウルなどのケアレスミスが目立った。なお、カリーがリバウンド数で両チーム最多を記録するのは非常に珍しい。

また、クレイ・トンプソンがシーズンハイの25得点を挙げた他、ハリソン・バーンズが21得点/7リバウンド、グリーンが19得点/9アシストをそれぞれ獲得。ファイナルMVPのアンドレ・イグダーラは、クラッチタイムに2本のスリーと、残り1分でウォリアーズのリードを3点に広げるインバウンズパスからのアシストを決め、勝利に大貢献した。

敗れたクリッパーズは、クリス・ポールがチームハイの35得点、8アシストを記録。グリフィンは27得点、6リバウンド、5アシストと大奮闘したが、第4Qはフィールドゴール0本の1得点に終わっている。

▼LACの前半(左)/後半(右)ショットチャート

LAC ショットチャート

クリッパーズは間違いなく優勝候補の一角だ。プレーオフシリーズでウォリアーズを倒せる可能性がある数少ないチームの一つであり、今回同様、11月4日の対戦でも第4Qに一時10点のリードを奪い勝利を掴みかけていた。

ただ、昨季カンファレンスセミファイナルのロケッツシリーズでもそうだが、どうも詰めが甘い。この日も、クラッチタイムになると得意のピック&ロールゲームを捨て、CP3やグリフィンのアイソレーションを繰り返していた印象だ。

またドック・リバースHCのローテーションもいまいち謎な部分があり、19日の試合はポール・ピアースとジャマール・クロフォードが第4Qを12分フル出場(トータルではピアース32分、クロフォード40分!)。この2人が同時に出場する時間帯は、どうしてもディフェンスが弱点になってしまう。

J.J.レディックが欠場していたので、ピアースとクロフォードのヘビーユーズは仕方がなかったのかもしれないが、ウォリアーズのスモールボールのようなダイナミックなラインアップが相手の場合は、もう少し守備で足の動かせる選手をベンチから活用するべきだった気がする。例えばランス・スティーブンソンとか…。

スティーブンソンは14日のピストンズ戦で出場時間がわずか2分、19日のウォリアーズ戦では1度も出場しなかった。まあ、シュートの苦手なスティーブンソンがフロアにいると、スペーシングが大きく損なわれるので、CP3/レディックの2人が一緒じゃない場合に起用するのは難しいと判断されたのかもしれない。

ボックススコア:「NBA」

ケリー・オリニクがノビツキー相手に片足フェイダウェイ ティム・ダンカンがキャリア初の0リバウンド、デビューからの連続試合記録が終了

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