ウォリアーズがわずか10分で24点差を帳消しに
ハーフタイム明けのゴールデンステイト・ウォリアーズが強すぎる。今季開幕15試合では、第3クォーターの平均得失点差でリーグ首位の+6.2点を記録していたウォリアーズだが、現地18日に行われたフィラデルフィア・76ers戦では第3Qを47-15のトリプルスコアで圧倒。20点以上の差をたった10分で帳消しにするリーグ屈指の爆発力を見せつけた。
この日のウォリアーズは、第1Qからシクサーズに47得点を許してしまい、後半開始直後で24点ビハインドに陥るも、そこからレーンとスリーポイントラインの守備を引き締めて大逆転劇を展開。ステフィン・カリーが第3Qだけで20得点と、たった一人でシクサーズのピリオド得点を上回り、第3Q終盤で早くも試合をひっくり返すと、その後も攻撃の手を休めることなく、最終ピリオドにはリードを最大で18点に拡大。ウォリアーズはハーフタイムから第4Q残り5分にかけての19分間でシクサーズを63-23でアウトスコアした。
▼第3Qの猛反撃
今季成績を12勝4敗としたウォリアーズは、カリーがゲームハイの35得点、ケビン・デュラントが27得点、クレイ・トンプソンが17得点をマーク。敗れたシクサーズ(8勝7敗)は、ベン・シモンズが23得点/12アシスト/8リバウンド、ジョエル・エンビードが21得点、J.J.レディックとロバート・コビントンがそれぞれ20得点を記録している。
▼シモンズ
スティーブ・カーHCは試合後、「前半は集中力を欠いていた。一方的に叩きのめされるという赤っ恥をかいたことで、ようやく勢いがついた」とコメント。第3Qのランで何とか勝利を手にしたウォリアーズだが、今季は立ち上がりの悪い試合がやや多めな印象だ。この日も、第1Q序盤のタイムアウト明けのポゼッションで、カリーが次のセットプレイを忘れてしまい、カーHCが立て続けにタイムアウトをコールする場面が見られた。
なおデュラントによると、「エンビードだけには絶対に負けたくない」というのもカムバックのモチベーションになったらしい。試合後のインタビューで、「(もしウォリアーズが負けていたら)ジョエルはすぐにTwitterでくだらないことをつぶやいていただろうからね」と語った。
ボックススコア:「NBA」