ハーデンとウェストブルック、デュオとしての平均得点で「コービー&シャック」超え
スコアリングでコービー&シャックを上回るコンビがついに誕生した。
2019-20シーズンのヒューストン・ロケッツでは、フランチャイズスターのジェイムス・ハーデンが34.3得点、新加入のラッセル・ウェストブルックが27.4得点を平均中。2人の合計で61.7得点という驚異的な数字だ。
これはデュオのシーズン平均得点として、2002-03ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアント(30.0)とシャキール・オニール(27.5)の57.5得点を上回り、NBAとABAが合併された1976年以降での最多記録となる。
もし今季残り4試合でハーデンとウェストブルックがそれぞれ無得点に終わったとしても、合計で57.9得点となるので、コービー&シャック超えはすでに確実だ。
▼2019-20のハーデン&ウェストブルック
歴代デュオの平均得点では、60得点はもちろん、50得点以上を平均するのも極めて稀だ。
近年で50得点超えを達成したデュオは、王朝ウォリアーズのステフィン・カリーとケビン・デュラント、サンダーのデュラントとウェストブルック、ビッグスリー・ヒートのレブロン・ジェイムスとドウェイン・ウェイド、2000年代中盤ナゲッツのカーメロ・アンソニーとアレン・アイバーソンなど、ほんの一握りしかいない。
▼NBA/ABA合併以降のデュオ得点記録
シーズン | 得点 | |
---|---|---|
ハーデンとウェストブルック | 2020ロケッツ | 61.7 |
コービーとシャック | 2002レイカーズ | 57.5 |
キキとイングリッシュ | 1984ナゲッツ | 55.8 |
アイバーソンとカーメロ | 2007ナゲッツ | 55.2 |
カリーとデュラント | 2019ウォーリアーズ | 53.3 |
レブロンとウェイド | 2011ヒート | 52.2 |
なおNBA/ABA合併以前も含めると、1961-62シーズンのウォリアーズが、ウィルト・チェンバレン(50.4得点)とポール・アリジン(21.9得点)の平均72.3得点でデュオ歴代最多記録を維持している。ただ得点がチェンバレンに偏り過ぎているため、これを“デュオ”とするべきかどうか…。
Via ESPN