スネルの逆転ブザービーターでホークスがイースト8位に浮上
アトランタ・ホークスが現地11日、タンパのアマリー・アリーナで行われたトロント・ラプターズ戦で終盤の二桁点差を跳ね返し、121-120で大逆転勝利。連勝を3に伸ばしてシーズン17勝20敗とし、イースタンカンファレンス8位に浮上した。
この日の試合は、第4Q残り6分の時点でラプターズの15点リード。苦境に立たされたホークスだが、そこから怒涛の猛反撃で試合をひっくり返す。
ホークスは21-8のランで一気に追い上げ、残り時間50秒にトレイ・ヤングのレイアップで2点差まで接近。そのままラプターズの追加点を連続で阻止すると、最後のポゼッションでは、トニー・スネルが終了のブザーと同時に逆転決勝弾となるスリーポイントショットを沈めた。
▼ブザービーター
今季のスネルは、24試合の出場でスリー成功率56.9%という驚異的な数字を記録している。
劇的な勝利を飾ったホークスは、トレイ・ヤングが37得点、ダニーロ・ガリナリが20得点をマーク。ホークスは、3月3日に行われたオールスターブレイク直前のオーランド・マジック戦でも、第4Q残り6分の16点ビハインドから大逆転勝利したばかりだった。
▼3月12日時点でのイースト順位
一方、3連敗で9位に転落したラプターズ(17勝20敗)は、ノーマン・パウエルが33得点、クリス・ブーシェが29得点で奮闘。この日は、パスカル・シアカムやフレッド・バンブリート、OG・アヌノビーら主力メンバーがコロナの安全衛生プロトコルのため欠場していた。
渡邊雄太はベンチから8分プレイし、スリー1本を決めて3得点をあげている。
ラウリーが歴代ラプターズ2位に
カイル・ラウリーは、この日のホークス戦で17得点をマークし、ラプターズ移籍後の通算得点で1万288点に到達。クリス・ボッシュの記録を追い抜き、デマー・デローザンに次ぐ歴代ラプターズ2位に浮上した。
▼ラプターズの通算得点ランキング
プレイヤー | 得点 | |
---|---|---|
1 | デマー・デローザン | 13296 |
2 | カイル・ラウリー | 10288 |
3 | クリス・ボッシュ | 10275 |
4 | ビンス・カーター | 9420 |
5 | アンドレア・バルニャーニ | 6581 |
デローザンとラウリーの差は約3000点。もしラウリーが今後2~3年ほど今のペースを維持できれば、球団歴代首位を取れそうだ。いずれにせよ、デローザン&ラウリーのトップ2はしばらく続く。
この2人の間に食い込む可能性がありそうなのは、今のところパスカル・シアカムのみ。シアカムはキャリア5年目の26歳にして、すでに4145点を獲得している。
ボックススコア:「NBA」