4選手が20得点超え、ヒートがマブスを破り5連勝
マイアミ・ヒートが現地2日、アメリカン・エアラインズ・センターで行われたダラス・マーベリックス戦に125-110で快勝。連勝記録を5に伸ばし、今季成績6勝1敗とした。
第1Qの11点ビハインドから逆転したヒートは、合計4選手が20得点以上をあげるバランスの取れたパフォーマンスでマブスを圧倒。11-2のランで前半を終えて流れを引き寄せると、後半に入ってからは最後までリードを手放すことなく、第4Q終盤には最大で18点差を付けた。
イースト首位の座を維持したヒートは、シックスマンのタイラー・ヒーローがチームハイ25得点、ジミー・バトラーが23得点、カイル・ラウリーとバム・アデバヨがそれぞれ22得点をマークして大活躍。ヒートの選手が4人同時に22得点以上を記録したのは球団史上初だという。
一方でマブス(4勝3敗)は、ルカ・ドンチッチがゲーム最多の33得点、ジェイレン・ブランソンが25得点で奮闘。惨敗に終わったものの、ドンチッチがようやくアグレッシブさを取り戻し、シーズン初めて二桁本数のフリースローを稼げたのは良いサインだと思う。
今季のドンチッチは、強引にチームメイトにボールを回そうとして自身のオープンショットを見送ってしまうなど、空回り気味なプレイがやや多くなっていた印象だ。
シックスマン賞とMIPの有力候補
大ブレイクの兆しを見せているリーグ3年目のタイラー・ヒーロー。開幕7試合では22.4得点、6.0リバウンド、4.4アシスト、スリー成功率40.8%を平均。いずれも自己ベストの数字だ。
今シーズンのヒートは、ヒーローがフロアにいる時間帯の得失点差で+82点を記録。ヒーローが今のパフォーマンスを維持できるなら、2021-22シーズンのシックスマン賞/MIPレースの両方で有力候補となるだろう。
ボックススコア:「NBA」