OKCのセルジ・イバカ、急所攻撃でも出場停止をまぬがれる =レブロン「納得いかない」とツイート
3日に行われたオクラホマ・シティー・サンダー対ロサンジェルス・クリッパーズの試合でのことだ。第4Qの残り2分、ゲームは3点差の大接戦。白熱した試合のなか、リバウンドのポジション争いの際にオクラホマのセルジ・イバカの拳がブレイク・グリフィンの急所付近を直撃した。
グリフィンはフロアに倒れ込み、一瞬両チームの間で喧嘩が始まりそうな雰囲気に。悪質なファウルだとして、イバカにはフレグラントファウルがコールされたが、試合はサンダーが勝利した。
上の動画をみる限りでは、わざとっぽくみえないこともない。この動画はすぐにネット上で話題となり、スポーツファンたちの間でイバカに対してどんな処分がなされるべきかという議論が交わされた。
後日、イバカに対してNBAが下した処分は、罰金2万5000ドルだけで出場停止はなし。この決定を受け、多くのファンやスポーツライター、さらには選手たちからも「処分が優しすぎるのでは」という声が上がった。
ウェイドのときは違った
昨年12月、マイアミ・ヒートのドウェイン・ウェイドが、故意か否か試合中に相手ディフェンダーの股間を蹴り上げるというハプニングがあった。このときウェイドに下された処分は、罰金15万ドルと1試合の出場停止。今回のイバカの処分と比べるとずいぶんと厳しい。
イバカに対するNBAの決定に関して、ウェイドのチームメイトのレブロン・ジェームズは「フェアじゃない」という意味合いのメッセージをツイートしている:
So explain to me the difference? My teammate gets a 1 game suspension and 150k+ taking away from him for his groin altercation #strangetome
— LeBron Jamesさん (@KingJames) 2013年3月5日
▲「誰か違いを説明してくれない?うちのチームメイトは、股間騒動で1ゲームの出場停止を受けた上に、15万ドルを取り上げられたんだけど」
イバカはもっと厳しい処分(少なくともウェイドと同じ)を受けるべきだったか?サンダーとの試合を控えていたレイカーズの選手やファンはそう思ったことだろう。