JJ・レディックがNBAからの引退を表明
NBAでは現地9月21日、エリートシューターとして長年活躍したJJ・レディックが突然の引退を表明。ファンたちを驚かせた。
レディックは自身のポッドキャスト番組とSNSを通して引退を発表。インスタグラムでは、バスケを始めた少年期の頃の写真を共有しながら、引退への想いを綴っている。
「最初に所属したチームと最後に所属したチーム。その間に経験したすべてのことに感謝している。本日、僕はバスケットボールから正式に引退する。僕のキャリアに携わってくれたすべての人たちに感謝したい。僕がバスケを始めたのは30年前。土や砂利、芝生が不揃いに混じった自宅の裏庭、そのコートこそが僕の夢の始まりだった。そして現実は、その頃に見ていた夢を遥かに凌駕するものとなった!NBAで過ごした15年、そしてその間に得た素晴らしい人間関係や思い出に心から感謝する」
レディックは名門デューク大学に所属していたカレッジ時代にスーパースターとして大注目を浴び、4年生のシニアイヤーにはNCAAのプレイヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞。通算得点と3P成功数で、デューク大の歴代記録を今でも保持している。
2006年ドラフト11位でオーランド・マジックから指名を受けてNBA入りし、15シーズンで12.8得点を平均。NBAスターにはなれなかったものの、リーグ屈指のオフボールシューターとして複数の強豪チームで活躍。特に00年代後半のマジックや“ロブ・シティ”時代のロサンゼルス・クリッパーズ、ジョエル・エンビードのフィラデルフィア・76ersなどでチームのキープレイヤーとなり、息の長いキャリアを送った。
▼理想のシュートフォーム
レディックはNBA史を代表するスリーポイントシューターの一人。キャリア3P成功率で41%以上を維持した歴代22選手の1人で、通算スリー成功数では歴代15位の数字(1950本)を記録している。
▼セス・カリーもJJの引退に祝福のメッセージ
「JJは僕がデューク大に進学したいと思った大きな理由の一つだ。彼は究極のコンペティターであり真のプロフェッショナル。彼の長期にわたる素晴らしいキャリアを祝福したい」
参考記事:「NBA」