ジョン・ウォールが完全復活、「コンディションは110%」
2度の手術により1年半ほど戦線離脱していたワシントン・ウィザーズのジョン・ウォールが、ついに復帰できる状態にまで回復した模様だ。
現地26日、ウォールは「The Athletic」の取材で自身のコンディションについて言及。現在もリハビリに取り組んでいるようだが、健康状態はすでに「110%で快調」だとし、「試合に出たくてうずうずしている」と復帰に向けた想いを話した。
キャリア通算で5度のオールスターに選出されているウォールは、2018年の12月末に左足の踵骨棘の手術を受けて戦線離脱。その約1カ月後にアキレス腱断裂の重傷を負い、2019-20シーズンも全休となっていた。
「これまで僕は、怪我をおしてでも試合に出ようとしていた。『壊れていないならプレイできる』、それが僕の考え方だった。例えお金をもらえなかったとしても、同じような気持ちでプレイすると思う。僕はそれだけバスケットボールを愛しているんだ」
司令塔のウォール抜きでシーズンに臨んだ今季のウィザーズは、アップテンポな攻撃スタイルでリーグ13位の得点効率(100ポゼッションあたりの得点)をマークするも、ディフェンスでリーグ最下位の数字を記録。ブラッドリー・ビールが30.5得点を平均する獅子奮迅の活躍を見せたが、チームはコロナ禍でリーグ中断となった3月11日の時点で24勝40敗のイースト9位だった。
もしウォールが100%に近い状態で復帰できるなら、来季のウィザーズは十分にプレイオフを狙えるチームになるだろう。
参考記事:「NBA」