ニコラ・ヨキッチが史上初、シーズン通算で2000得点/1000リバウンド/500アシスト達成
2021年MVPのニコラ・ヨキッチが現地7日、本拠地ボールアリーナで行われたデンバー・ナゲッツ対メンフィス・グリズリーズの試合で35得点、16リバウンド、6アシスト、4スティールの大活躍。2位シードのグリズリーズ相手に、ナゲッツを122-109での勝利に導いた。
これで今季のヨキッチは、74試合の出場でシーズン通算2004得点、1019リバウンド(リーグ1位)、584アシストに到達。1シーズンに2000/1000/500(得点/リバウンド/アシスト)のスタッツを記録したNBA史上初の選手となった。
▼史上初の快挙にホームアリーナからスタンディングオベーション
これまでNBA75年の歴史でシーズン通算2000/1000/500が1度も達成されなかったのは、1000リバウンドと500アシストのハードルが高すぎたため。これをクリアするには、リバウンドとプレイメイクの両方で世界トップレベルのスキルが必須となる。
仮に82試合フル出場したとしても、12.2リバウンド、6.1アシスト以上を平均する必要がある極めて高い壁。実際にシーズン通算で1000/500を達成したのは、今季のヨキッチの他、1967年と1968年のウィルト・チェンバレンしかいない。
▼1000リバウンド/500アシストをクリアした歴代ユニコーン2人
- 1966-67ウィルト・チェンバレン:1956/1957/630
- 1967-68ウィルト・チェンバレン:1992/1952/702
- 2021-22ニコラ・ヨキッチ:2004/1019/584
なお1961-62シーズンのウィルトは通算得点とリバウンド(4029得点/2052リバウンド、平均50.4/25.7)で今季ヨキッチの倍の数字を記録したが、アシスト(192)で500本に届かず。
またオスカー・ロバートソンに次ぐ史上2人目の30得点トリプルダブルを平均した2016-17シーズンのラッセル・ウェストブルック(平均31.6/10.7/10.4)は、リバウンド数(864)が1000本に届かなかった。
グリズリーズを破った同日のナゲッツは、今季48勝33敗でウェスト6位シード以上を確定させ、プレイ・イン・トーナメントを回避。もしシーズン残り試合で1勝をあげ、さらにユタ・ジャズが2連敗となれば、ウェスト5位でプレイオフ出場となる。
ボックススコア:「NBA」