ニコラ・ヨキッチが3試合連続トリプルダブル!!
デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが、現地23日にペプシセンターで行われたサンアントニオ・スパーズ戦で28得点、11アシスト、11リバウンドを獲得。2月13日のスパーズ戦、15日のバックス戦に続いて3試合連続、シーズン6回目のトリプルダブルを達成した。
ESPNによると、ナゲッツの選手が3試合連続トリプルダブルを記録したのは、1987年1月のファット・リーバー以来初で球団史上2人目。また身長6フィート10インチ(約208cm)以上の選手による3連続TDは、1968年のウィルト・チェンバレン以来初だという。
スパーズを撃破して連勝を4に伸ばしたナゲッツは、ヨキッチの他に、ゲリー・ハリスが23得点、ウィルソン・チャンドラーが18得点/16リバウンドで活躍。1点差の大接戦で迎えた第4Q残り1分46秒にヨキッチが6ファウルで退場となったが、ハリスが4連続得点をあげてナゲッツのリードを維持すると、残り時間10秒にはメイソン・プラムリーがピック&ロールからトドメの一撃となるワンハンドダンクを叩き込んだ。
▼ガソルの上から決勝点
1月19日にサンズに敗戦した翌日、ナゲッツのマイク・マローンHCは「セットプレイを少し減らして、もっとフリーなオフェンスを展開したい」と話していたが、ナゲッツはそれ以降の13試合で10勝3敗の好成績をあげ、ウォリアーズと並ぶリーグ2位の得点効率(100ポゼッション当たり115.4点)を記録。その間に、ヨキッチは20.1得点、11.2リバウンド、9.0アシストを平均している。シーズン後半になって、ついにチームオフェンスに昨季の爆発力が戻ってきた。
ここに高い守備力とオフボールスキル、リーダーシップ力を持つポール・ミルサップが復帰し、残りレギュラーシーズンでチームとのケミストリーを構築できれば、ナゲッツは今季プレイオフのダークホース的な存在になるかもしれない。手首の手術で11月末から離脱しているミルサップは、まだ正式な復帰日程が決まっていないものの、すでにフルコンタクトでの練習を再開している。
一方で、4連敗となったスパーズは、ラマーカス・オルドリッジがゲーム最多の38得点、パティ・ミルズが21得点で奮闘。ミルズ以外はスリーが全く当たらず、フリースローで粘って第4Qに一時逆転するも、正念場のラスト5分間ではほとんどショットを決められなかった。
同日にミネソタ・ティンバーウルブズが敗北したことで、ウェスト3位の座をキープしているスパーズだが、9位クリッパーズとの差はわずか3ゲーム。しかも残り22試合中17試合が勝率5割以上のチームとの対戦と、タフスケジュールが待っている(ウォリアーズ2試合、ロケッツ2試合、サンダー2試合を含む)。
ボックススコア:「NBA」