ジョナサン・シモンズがキャブス戦でキャリアハイ34得点
もっと大きな役割を求めてサンアントニオ・スパーズを離れ、オーランド・マジックにFA移籍したジョナサン・シモンズが、ついにキャリア初の30得点超えを達成した。
前日に足首を負傷していたシモンズは、現地6日にホームで行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦に36分出場し、17本中12本のフィールドゴールを成功させて自己ベストの34得点を獲得。第2Qで最大21点ビハインドに陥ったマジックは、第3Qにシモンズがピリオド22得点で大爆発して一気に試合の流れを変えると、第4Qを24-9でアウトスコアして、最終的に18点差の快勝を収めた。
「試合直前まで出場を危ぶまれていたのが、終わってみればキャリアハイ。ジョナサンがプレイしてくれて本当に良かったとだけ言っておこう。彼は素晴らしかった。試合前は足首に強い痛みがあったはずだが、試合が始まればアドレナリンが分泌され、それほど痛みを感じなくなる。そういったケースは良くある」
– フランク・ボーゲルHC
今季のシモンズは、52試合(33試合で先発出場)で14.1得点を平均。本人によると、オフシーズンのFAではレブロン・ジェイムスから直接勧誘を受けたらしいが、「君とチームメイトになるよりも、君と対戦したい」と言って断ったそうだ。そういった強い気持ちがあったからこそ、この日の対戦でも捻挫の痛みを忘れるほどに燃え、キャリア最高のパフォーマンスを残せたのだろう。
一方で、3試合連続で100点に届かなかったキャブスは、レブロンが25得点、10リバウンドのダブルダブルを記録。依然として低迷から抜け出せず、この日も21点リードから後半を65-31でアウトスコアされて大逆転負けという失態を演じてしまった。
毎年のようにシーズン半ばで何かしらの問題が生じてきたキャブスだが、今年は一段とひどい気がする。ロスターはそれなりに粒ぞろいで、ベンチ層の厚さもあるチームだが、とにかく噛み合わない。特に守備面でケミストリーや連携感に欠けており、ディフェンシブレーティング(100ポゼッション当たりの失点)ではリーグ28位となっている。
『The Atlantic』誌のJason Lloyd 記者によると、現在レブロンとキャブス・フロントオフィスの信頼関係は壊滅的な状態とのこと。カイリー・アービングの件に関しても、レブロンはトレード放出ではなく関係修復を望んでいたそうだが、実際にトレードが成立するまで何も知らされなかったという。
ボックススコア:「NBA」