2021プレシーズン2日目:スパーズのプリモやOKCのギディら18歳ルーキーがデビュー戦で健闘
合計で9試合が行われた現地4日の2021-22プレシーズン2日目。同日は、2021年ドラフトクラス新人選手たちが多数プレシーズンデビューを果たした。
その中でも特に強いインパクトを残したのは、今季NBAで最も若い2選手となるサンアントニオ・スパーズのジョシュ・プリモとオクラホマシティ・サンダージョシュ・ギディーだろう。
OKCのジョシュ
2021年ドラフトでサンダーから全体6位指名を受けたオーストラリア出身のジョシュ・ギディーは、同日のシャーロット・ホーネッツ戦にスタメンとして29分出場。97-113で大敗したものの、チームハイの18得点、7リバウンド、3アシスト、スリー4本中2本成功と、プレシーズンデビューとしては上々のスタッツを記録した。
今季リーグで2番目に若いギディ(今年10月10日で19歳)は、203cmという長身でピック&ロールなどオンボールプレイをこなせるフォワード。シューティングとディフェンスが弱点とされているが、その一方でハンドリングやフィニッシュなどのオフェンススキルはすでにNBAで十分通用するレベルだろう。
特にプレイメイクのセンスが高く、ルカ・ドンチッチのようにチェンジ・オブ・ペースなどのムーブを駆使しながら、ドリブルでディフェンスの陣形を切り崩すのが上手い。この日の試合でも、第2Qに披露したピックからの左手でのスキップパスが素晴らしかった。
スパーズのジョシュ
2021ドラフトでスパーズから全体12位指名を受けて話題となった今季リーグ最年少のジョシュア・プリモ。
同日に行われたユタ・ジャズとのプレシーズンデビュー戦では後半まで出番がなかったものの、後半18分の出場で8本中7本のFG成功からゲーム最多タイの17得点をマークし、スパーズの勝利に大貢献した。
初戦から18歳の新人とは思えない落ち着いたパフォーマンスを披露したプリモ。最大の長所は、オン/オフボールの両方から放てるジャンプショットだ。ここからハンドリングやパスセンスを伸ばせれば、エース級の選手へと成長できるポテンシャルを秘めていると思う。
ボックススコア:「NBA」