ジョシュ・スミスがケネス・フェリードに怒り、「ドレッドをするような選手は相手にしない」
デトロイト・ピストンズのジョシュ・スミスが怒っている。デンバー・ナゲッツのケネス・フェリードに対して怒っている。スミスはデトロイトの地元紙『The Detroit News』のインタビューで、フェリードに向けて次のようなコメントを残した:
「俺はドレッドロックスをするようなバスケットボール選手を相手にしない。あの男はジョークだ。はっきり言っておこう」
– ジョシュ・スミス
「ドレッドロックス」はもちろんフェリードのヘアスタイルを指している。しかし、そもそもスミスはどうして怒っているのか?その発端は、現地29日に行われたピストンズ対ナゲッツ戦でフェリードが残した発言にある。
フェリードは試合後のヒーローインタビューで、“勝利のカギ”について尋ねられた際にこうコメントした:
「ジョシュ・スミスだ。俺たちはあいつにシュートを打たせ続けた。最終的に25得点を獲得していたね。でもあいつはシュートを打ち続けて、ピストンズのゲームを台無しにした」
– ケネス・フェリード
フェリードの言うことはあながち間違っていない。第1Qだけで10本中6本のシュートを成功させ15得点を挙げたスミスだったが、第2Q以降はわずか12本中3本と大きく失速している。
▼ジョシュ・スミスのナゲッツ戦ショットチャート
その一方で、フェリードは12本中8本の高確率でシュートを沈め、22得点、17リバウンドを記録。得点数はスミスの方が多かったが、パフォーマンス効率の面ではフェリードが完全に上回っていた。試合はナゲッツが89対79で勝利している。
▼ピストンズ対ナゲッツ戦ハイライト
スミスのロング2P成功率はキャリア平均で34.9%。3P成功率は27.9%を記録している。成功率が乏しいくせにミドル/ロングレンジを多発する傾向は、以前からいろいろなところで指摘されてきたポイントだ。しかし今季もまだ改善されそうな気配はうかがえない。
とにかくスミスは怒っている。スミスはフェリードのことを「ツイッター/インスタグラムのギャングスタ」と呼び(「ネット弁慶」的な意味で)、再戦でのリベンジを誓った。
「フェリードは俺を恐れている。俺のことが怖いんだ。だからメディアを通して俺のことを喋る。そのくせ面と向かっては何も言わない。マイクやスマートフォンの後ろに隠れたいのなら、そうすればいい。俺は気にしない」
– ジョシュ・スミス
ピストンズとナゲッツが次に対戦するのは約3ヵ月後の2月6日。ヒートアップした面白い試合が期待できるかもしれない。
ちなみに、ピストンズにはカルティエ・マーティンというドレッドロックスの選手がいるのだが、スミスは彼の存在を忘れてしまっていたのだろうか?
Thumbnail by Keith Allison/Flickr
ソース:「The Detroit News」