カワイ・レナードが2019ファイナルMVP受賞
NBA史上3人目の快挙達成だ。
2018-19シーズンのNBAは、トロント・ラプターズがファイナルを4勝2敗で制し、念願の球団初優勝を飾る形で決着。ファイナルシリーズ6試合で平均28.5得点、9.8リバウンド、4.2アシスト、2.0スティールと大活躍したカワイ・レナードがファイナルMVPに輝いた。
レナードにとってはキャリア2度目の優勝かつ2度目のファイナルMVP。
NBAによると、複数のチームでファイナルMVPを受賞したのは、カリーム・アブドゥル・ジャバー(バックス、レイカーズ)とレブロン・ジェイムス(ヒート、キャブス)に次いで、レナードがリーグ史上3人目となる。
Kawhi Leonard joins LeBron James and Kareem Abdul-Jabar as the ONLY players to win Finals MVP with MULTIPLE teams. pic.twitter.com/aNiUYMGr8d
— CBS Sports HQ (@CBSSportsHQ) 2019年6月14日
昨季の大部分を怪我で欠場し、オフシーズンにスパーズからのトレードを希望してラプターズへと移籍。シーズン開幕前は以前の状態に戻れるかどうかさえ疑われていたレナードだが、ポストシーズンを通して圧巻のパフォーマンスを見せラプターズを初優勝へと導いた。
カンファレンスセミファイナル第7戦でのブザービーターを含め、今季レナードのプレイオフランはまさに伝説的だったと言える。
▼レナードの2019ファイナルハイライト
「昨季は多くの人たちが僕を疑っていた。僕が怪我したふりをしているとか、チームのためにプレイする気がないとか言われた。そんな風にメディアで報じられたのはとても残念だったよ。僕はバスケを愛している。いつも言っているが、怪我のせいでプレイできない時は暗い気持ちになる。そういった辛い時期を乗り越える際に、まずは自分自身がハッピーにならないといけないと思った。そして自分を信じること。周りが何を言おうとも関係ない。自分のことは自分が一番わかっている。とにかく自分を信じる。それが僕のゴールでありフォーカスだった」
– カワイ・レナード
今季ポストシーズンのレナードは、合計24試合で732得点を獲得。これは1ポストシーズンの通算得点で歴代3位の大記録だ。
▼1ポストシーズンの歴代トップ5
プレイヤー | 得点 | シーズン | 試合数 |
マイケル・ジョーダン | 759 | 1992 | 22 |
レブロン・ジェイムス | 748 | 2018 | 22 |
カワイ・レナード | 732 | 2019 | 24 |
アキーム・オラジュワン | 725 | 1995 | 22 |
アレン・アイバーソン | 723 | 2001 | 22 |
もしレナードが今夏FAでラプターズを去ったとしても、今年1年の功績だけで背番号「2」の永久欠番化はほぼ確実だろう。
参考記事:「NBA」