ケビン・デュラント、カリー離脱後の初戦でトリプルダブル
ゴールデンステイト・ウォリアーズのケビン・デュラントが、現地6日にスペクトラム・センターで行われたシャーロット・ホーネッツ戦で35得点、11リバウンド、10アシストを獲得。今季初でキャリア9回目、自己最多得点でのトリプルダブルを記録し、ステフィン・カリーが負傷離脱したばかりのチームを101-87での勝利に導いた。
カリーに加えてドレイモンド・グリーンも欠場したため、新人のジョーダン・ベルと2年目のクイン・クックが先発出場したこの日のウォリアーズは、第1Qに好守備とデュラントのピリオド16得点で勢いに乗ると、第2Qにはリードを最大で26点に拡大。終盤になるとややオフェンスが失速し、第4Q残り5分台で7点差まで迫られたが、そこからラスト5分間を14-7でアウトスコアして、5連勝を決めた。
▼移籍後2度目のTD
ウォリアーズはKDの他、クレイ・トンプソンが4本のスリーを沈めて22得点をマーク。ホーネッツは、ケンバ・ウォーカーがチームハイの24得点、5アシストを記録している。
カリーは少なくとも2週間離脱
カリーが負傷したのは、4日に行われたニューオリンズ・ペリカンズ戦の試合終了間際。スティールを狙いに行った際に激しく足首を捻り、松葉杖をつきながら球場を後にしたため、当初は深刻な怪我も懸念されたが、MRI検査の結果、骨や靱帯に構造的な損傷はなく、チームの発表によると2週間後に再検査を予定しているという。
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3年連続でファイナル進出を果たしたウォリアーズは、シャック&コービーのレイカーズやビッグスリーのヒートなど過去のダイナスティと同様に、やや抑え気味で力を温存しながらレギュラーシーズンを乗り切ろうとしている印象だが、それでもオフェンスでは相変わらずリーグトップを維持し、26試合を終えた時点で20勝6敗のウェスト2位と好成績を収めている。
ただここにきてチームのコアであるカリーの離脱、さらにヒューストン・ロケッツが予想以上に好調なこともあり、今年も1位シードを狙いに行くのであれば、あまりのんびりできる余裕はない。
NBA.comによると、今季のウォリアーズは、カリーがフロアにいる時間帯にオフェンシブレーティング(100ポゼッション当たりの得点)で118.9点を記録しているものの、カリーがオフの時間帯は106.5点まで低下(それでもリーグトップ10レベル)。昨季はデュラントが負傷離脱していた間にも圧倒的な強さを見せたウォリアーズだが、今度はデュラントがカリーのいないチームを引っ張れるのかどうかに注目が集まる。
21試合ですでに3回の退場処分を受けるなど(デビューから昨季までの10シーズンでは合計わずか2回)、どこか様子のおかしいところもある今季のデュラントだが、カリー離脱後の初戦を35得点トリプルダブルで飾れたのは最高のスタートと言えるだろう。
ボックススコア:「NBA」