ケビン・ガーネットがウルブズ買収に興味
今季でデビュー20シーズン目を迎えたブルックリン・ネッツのケビン・ガーネット。その輝かしいキャリアも終わりに近づく中、ガーネットは現役引退後もNBAの世界に深く関わっていきたいという意思を示している。次なる目標はオーナーとして古巣球団に帰還することだ。
ガーネットはYahoo Sportsのインタビューで将来の計画について明かした:
「ミネソタ・ティンバーウルブズを買収したいと考えている。投資家を集めて、いつかチームの買収を試みるつもり。それが俺の希望だ」
– ケビン・ガーネット
ガーネットは1995年ドラフトの全体5位指名でウルブズに入団。2008年にセルティックスにトレード移籍するまで12シーズンをプレーし、1997年から2004年にかけて8年連続でチームをプレイオフに導いた。現在でも球団の通算最多得点記録を保持しており、ウルブズはガーネットがいなくなってから1度もプレーオフに進出できていない。
ウルブズにとってガーネットは球団史上最初で最大のフランチャイズプレーヤーだ。移籍から8年たった今でも地元ファンたちから愛され続けており、昨季にネッツがターゲット・センターを訪れた際にはガーネットのウルブズ時代ハイライトが上映され、客席からスタンディングオベーションが巻き起こった。
ガーネットは「ミネソタとは強い絆がある」と語っている。
▼ガーネット、ウルブズ時代のトッププレー
「フォーブス誌」によると、今年1月の時点でウルブズの資産価値は約4億3000万ドル。その後NBAが9年/240億ドルという超大型のテレビ放映権契約を獲得しているので、それに伴い球団の価値も上昇するものとみられる。ガーネットは20年のキャリアを通して、サラリーだけで3億2700万ドルを稼いできた。
選手としての成功がそのままオーナーとしての成功につながるとは限らないが、ネッツのビリー・キングGMはガーネットの計画について非常にポジティブな見方をしている:
「ガーネットは最高のNBAオーナーの一人になるだろう。彼はプレーヤーたちが必要とするもの、そしてNBAで成功するための条件を理解している」
ガーネットは今のところ引退時期について何も言及していない。なので買収計画はしばらく先のことになるだろうが、もし実現した暁にはミネソタが大きく生まれ変わるかもしれない。
Image by Keith Allison/Flickr
ソース:「Yahoo!Sports」